妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

真風涼帆さんラストデイ②~退団者挨拶編

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


今回は、大階段を降りての退団者7名の
挨拶になります。


まず、湖風珀さん。
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初めて客席で観た宝塚の作品は、小池先
生の『エクスカリバー』、岡田先生の
『シトラスの風』でした。今回、こうし
て、小池先生の作品で卒業させていただ
き、あの時舞台に立たれていたすっしぃ
さんの横で「シトラスの風」を歌うこと
ができて、本当に幸せです。宝塚の世界
で沢山の方に出会わせていただき、ボリ
スがボスに助けられたように、私も沢山
の方に助けられ、ここまで来ることがで
きました。これまで私を支え、助けてく
ださった全ての皆様に、今はただ、感謝
の気持ちで一杯です。これからも宝塚で
得られたご縁を大切に、私らしく、一歩
ずつ、歩んで参りたいと思います。7年
間、本当にありがとうございました。
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次に、澄風なぎさん。
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ここ、東京宝塚劇場の客席で、初めて宝
塚を、宙組公演を観劇しました。宙組が
私の人生を変える大切な居場所になると
は、思ってもいませんでした。ご縁に導
かれ、今、ここに辿り着きました。皆様
のお陰で心強く、旅立ちを迎えます。一
方で、大好きな宙組の皆様、先生方、ス
タッフの皆様と舞台を作り上げ、お客様
と出会える日々が愛おしく、別れがつら
いです。去りがたい、今抱くこの思いが、
皆様と宝塚を愛し、宙組で生きてきた証
です。この地で繋いでいただいた精神を
この先の人生も大切に生きていくことで、
ご恩返しがしたいです。心より、ありが
とうございました。
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その次は、紫藤りゅうさん。
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この愛と夢に満ち溢れた美しい世界で、
様々な経験を通して、精進し続けること
ができた日々は、私の人生の中の大きな
財産となりました。ここまで走り続ける
ことができたのは、どんな時も、私に手
を差し伸べ、導いてくださったすべての
皆様のお陰です。ゴールを目前に控えた
今、心から幸せと感謝の気持ちで一杯で
ございます。皆様から頂いた沢山の愛を
胸に、これからは、新たな世界への一歩
を踏み出したいと思います。本日まで、
紫藤りゅうを支え、応援してくださいま
したすべての皆様に、心から感謝の気持
ちを込めまして、本当にありがとうござ
いました。
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次が秋音光さん。
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大劇場公演の千秋楽を終えてから、今日
まで、一日一日を大切に歩んで参りまし
たが、今感じるのは、宝塚の舞台が大好
きで、宙組の皆さんが大好きで、お客様
の笑顔が大好きだということです。こん
なにも幸せな気持ちで、無事に卒業させ
ていただけるのは、周りの方々の支えが
あったからこそと、今、お一人お一人に
ありがとうと伝えたいです。ここで味わ
った様々な感情、すべての経験、沢山の
出会いが私を大きく成長させ、こうして
自分の思いを自信をもってお届けできる
ようになりました。信頼できる大切な仲
間と共に、本気で笑い、本気で泣いて、
走り続けた最高の日々は、キラキラと光
り輝く指輪のように美しく、私の一生の
宝物となりました。この先も、誠実さと
感謝の心を忘れずに、真っ直ぐに歩んで
参りたいと思います。宝塚を愛して下さ
る全ての方々に、これからも沢山の幸せ
が訪れますように。皆様に会えて良かっ
た。今まで本当にありがとうございまし
た。
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そして、寿つかささん。
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寿つかさ、これをもって、宝塚を卒業い
たします。出会い、導き、支えてくださ
いました皆様。長い間、ご支援いただき、
本当にありがとうございました。お陰様
で、最高の宝塚人生となりました。そし
て、これからも、私の愛する宙組を、皆
様、どうぞよろしくお願い申し上げます。
溢れる愛と感謝を込めまして、ありがと
うございました。
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潤花さんです。
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この世界中にただ一つしかない宝塚とい
う世界で、私は人と人とが助け合い、そ
こに確かな愛があることを知りました。
今、大階段を降りる前、ゆりかさんと一
緒にいて、そして、降りてきて、皆さん
がここにいてくださって、こんなにも愛
おしく大切な方々と同じ時を過ごせる今
が幸せで仕方ありません。どんな時も、
このどうしようもない私を大きく受け止
めて下さった宙組の皆さん。皆さんとだ
から、見ることができた景色、皆さんと
だから、愛おしく思えた日々、すべてが
かけがえのないものでした。そして、ど
んな時も、温かく応援してくださったフ
ァンの皆様。お客様。無償の愛を本当に
ありがとうございました。そして、ゆり
かさん。今日が宝塚という世界でゆりか
さんのお隣に立たせていただくのは、最
後となりました。ゆりかさんと向き合わ
せていただいた日々、出会えたこと、過
ごした日々は、私の人生の中で、大きな
財産となりました。正直、卒業する今、
とっても寂しくて仕方がないです。でも、
それ以上に、皆様への大きな愛の気持ち
で一杯です。出会えた素敵なご縁に心か
らの愛と感謝の気持ちを込めまして、本
当にありがとうございました。
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最後に、真風涼帆さんです。
何と、今回は、黒燕尾で登場です。
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この豪華絢爛な美しい舞台、素晴らしい
夢の世界で、自分に何ができるのか、宝
塚のことが何も分かっていないのに、な
ぜだか無性に心駆り立てられたあの日か
ら、この世界に憧れ、導かれ、戸惑いな
がらも夢中になって、ただひたすら、走
り続けて参りました。未熟者にもかかわ
らず、道理が通らないことが大嫌いで、
常識すら常に疑ってしまうような、そん
な困った性格の私は、沢山の人を困らせ
たと思います。そんな私が一人で、ここ
に辿り着ける訳もなく、一から十まで、
沢山の方々に導かれ、この立場になって
も、なお、様々な人との出会いに成長さ
せてもらいました。そして今、私は、こ
の両手には抱えきれないほどの皆様から
頂いた大きな愛で何倍も大きく、何倍に
も強くなることが出来ました。人と人は、
完全に分かり合うことは難しいけれど、
分かり合おうと、努力し続けることはで
きる、信じることはできる、今はただ、
私を信じ、応援し続けて下さいました皆
様に、心から、感謝の気持ちで一杯です。
第8代宙組トップスター真風涼帆。本日
をもって、任務を完了いたします。17
年間、本当に、本当にありがとうござい
ました。
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その後、全員で「TAKARAZUKA FORE
VER」を合唱して、一旦、幕が下ります。


③へ続きます。