朝夏まなとさんご出演の『王家の紋章』を観劇しました~②
今晩は、壽々(じゅじゅ)です。
本日は、一昨日(8月21日)観劇した『王家の紋章』の記事の2回目。
その前に、今朝スマホを見ると、
「「レ・ミゼラブル」博多座公演 28日まで全公演中止 定期PCR検査で陽性者5人」
というニュースが……。
『レ・ミゼラブル』の博多座公演を楽しみにしていた方々には、本当に、お気の毒に
思います。
もう、いつ、どの公演が中止になってもおかしくないという状況ですね。
ワクチンの接種が進んで、新型コロナ感染が収束し、安心して観劇できる日が早く来るのを
願うばかりです。
で、『王家の紋章』の話に戻ります。
作曲は、前回書いた通り、シルヴェスター・リーヴァイさん。
原作は(読んでいませんが)、細川智栄子あんど芙〜みん先生(姉妹お二人です)。
(1976年に月刊プリンセスに連載開始して現在も連載中というから凄い!!)
(ということは、まだお話は完結していない。)
演出は、荻田浩一先生。荻田先生は1994年から2008年まで宝塚歌劇団演出部に在籍。
(それで、エジプト軍とヒッタイト軍の戦いの場面など、演出が宝塚っぽい。)
お話は、アメリカ人のキャロル(木下晴香さん)(古代エジプトに魅せられて留学して考古学を学んでいる)が同行している発掘隊がファラオの墓を発見するところから始まります。
墓にはファラオの棺が……。棺を開けると中から干からびた花束。キャロルが花束を手に取ると、古代エジプトへタイムスリップ。
と、ここでデジャビュ(既視感)。なんだか似たようなお話を見たような……。
そう、宝塚宙組公演の『天は赤い河のほとり』。宙組公演では主人公の高校生鈴木夕梨(ユーリ)がタイムスリップした先は、ヒッタイト。
ユーリを星風まどかさん、ヒッタイトの皇子を真風涼帆さん、ヒッタイトに敵対するエジプトの将軍ウセル・ラムセスを芹香斗亜さんが演じていました。
『王家の紋章』は、この『天は赤い河のほとり』のヒッタイトとエジプトをひっくり返した
形になっています。
『王家の紋章』の方の物語は、その後、古代エジプトのファラオであるメンフィス(浦井健治さん)の価値観と現代のアメリカ人であるキャロルの価値観のぶつかり合い、そして、キャロルとメンフィスにヒッタイトの王子イズミル(大貫勇輔さん)の三角関係(メンフィスを溺愛する姉のアイシス(朝夏まなとさん)も加わって四角関係?)を軸に展開していきます。
そして、最後には、キャロルは現代に帰ることをあきらめて(いったんは帰りますが、再びメンフィスのために古代エジプト戻ります。)、メンフィスとともに古代エジプトに留まることを決意。メンフィスと一緒になってハッピーエンドを迎えます。
(原作では、この後も波乱万丈の展開となりますが、ミュージカルはここまでで幕。)
なお、ぴあとおけぴの貸切公演になっていたので(忘れていました~)、終演後、出演者
(浦井健治さんと木下晴香さん)の舞台挨拶がありました~。
ミュージカルは、原作の良さもあって、面白く、また、お話の展開のテンポも良く、当然、
音楽も良く、親子でも楽しめる(親子連れも見かけました)内容になっていました。
私的にお勧めのミュージカルですが、公演は、8月28日までであとわずか。
また、再演されるかもしれないですね。
2017年公演のDVDが東宝から出ていますので、今回もDVDを出すかも……。
(出たら買います!!もちろん朝夏まなとさん出演バージョンで。)
それでは、明日は、『王家の紋章』2回目を観劇に帝国劇場へ行ってきまーす。