壽々の雑記帳

観劇のコメントや日々の出来事・時事問題などについて綴ります。

ブログ村の片隅から宝塚人事を考える①(愛月ひかるさんの退団について)

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


本日も、また悲しいニュースが……、


「ミュージカル「エニシング・ゴーズ」 名古屋公演も中止
 出演者・スタッフ23人が新型コロナ陽性」


私がチケットを確保していた名古屋公演まで中止になりました~。


これで、最近の私が観劇する予定だった公演では、柚希礼音さん主演の『マタ・ハリ』(大阪公演)、古川雄大さんのコンサートに続いて3つ目の公演中止です。
(悲しすぎて涙もでない……)


もう、いつ、どの公演が中止になってもおかしくない状況ですね。
(デルタ株の感染力が凄すぎる)


ところで、本日は、「ブログ村の片隅から宝塚人事を考える①(愛月ひかるさんの退団について)」と題して、星組2番手の愛月ひかるさんの退団について(もう、たくさんの人がそれぞれのブログに載せていますが)、宝塚ファン歴が浅く(7年です)、しかも、宝塚のlightなファンである私が、無謀にも、それなりに考えたことを綴ってみたいと思います。


※しかも、「①」となっていますので、今後も宝塚人事について、私なりに考えることをブ
 ログで(不定期になりますが)続ける予定です。


愛月ひかるさんの退団発表があったのは今月の3日。
「星組退団者のお知らせ」の7名の中に愛月ひかるさんの名前がありました。


他の方のブログをみると、かなりの方が驚いたり、ショックを受けたりされていたようですが、私自身としては、特に驚きはありませんでした。
(『マノン』の配役発表の時点で間もなく2番手で退団なのかな~と。)


まずは、愛月ひかるさんの略歴を振り返ってみたいと思います。


・2007年 宝塚歌劇団に93期生として入団。星組公演『さくら』『シークレット・ハン 
 ター』で初舞台。その後、宙組に配属。


・2010年 『誰がために鐘は鳴る』で新人公演初主演。その後も4度の新人公演主演を務め
     る。


・2014年 『SANCTUARY』でバウホール公演初主演。


・2016年 『エリザベート』で、トップへの登竜門といわれる大役ルキーニに抜擢。


・2018年 『不滅の棘』で、東上公演初主演。


・2019年 2月26日付で、宙組から専科へ異動。


・2019年 11月1日付で星組へ異動。


・2020年 『眩耀の谷~舞い降りた新星~』『Rayー星の光線ー』より、星組の2番手に。
     


こうして愛月さんの経歴を見てくると、愛月さんは間違いなくトップ候補路線を歩んできたのだと思います。


それが崩れたのは、2019年の専科異動ではなかったかと思います。


専科異動でなく直接、星組移動であれば、星組でトップという可能性はあったかもしれません。
また、星組以外の組、特に月組であれば落下傘→2番手からトップ就任という可能性もあったでしょう。
(しかし、そもそも専科からトップ就任というのは最近は北翔海莉さんの例がありますが、過去にはあまり例がないようです。)


しかし、愛月さんが落下傘した先は星組。星組には95期生の中でも特に逸材と思われる礼真琴さんがいました。


星組に落下傘した時点で、愛月さんのトップ就任の可能性はほぼなくなったのでは思います。


トップ就任のない中でいつ退団するか。愛月さんの退団を劇団が決めたようなことを書いている方もみえますが、おそらく、愛月さんご自身がお決めになられたことだと思います。


その時期は、礼真琴さんの宝塚大劇場公演3作目あたり。すなわち、『柳生忍法帖』『モアー・ダンディズム!』で2番手として礼真琴さんを支えてきた役割を終え、次の人にバットンタッチしようと思われたのではないでしょうか。


『マノン』は、愛月さんが退団するにあたってのご褒美公演であったと思います。
(『マノン』そのものの再演には私的には?が付きますが、愛月さんが希望されたのかも
しれません。)


愛月ひかるさんの退団は寂しい限りですが、まだ、星組公演が残っています。
東京宝塚劇場千秋楽のその日まで宝塚男役として駆け抜けていって欲しいと思います。


千秋楽のサヨナラショーも行われるようですので、映画館のライブビューイングを
観に行こうかな、と思っています(日程を押さえておかなくては……)。