今晩は、壽々（じゅじゅ）です。

今回は、花組編です。

星組一人勝ち状態の中で、唯一、競り合
っていると思われるのが、柚香光さん率
いる花組です。（くどいようですが、個
人の主観です）

柚香光さんの華麗なダンス力に加えて、
安定した実力の星風まどかさんとのトッ
プコンビは、観ていても、見応えがあり
ます。

ただ、作品には恵まれたとは言えず、
『アウグストゥス-尊厳ある者-』は、ポ
スター画像を裏切って、決して、格好い
いと言える主人公ではありませんでした
し、『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、
魂の彷徨〜』は、やや、???な場面があ
りました。

また、『鴛鴦歌合戦』は、いかにも、内
容が古臭く、退団作の『アルカンシェル』
に至っては、なんで、1本物しか作らない
（作れない）小池作品にしてしまったの
か、という批判もありました。

ダンサーである柚香光さんの退団公演に
ショーがないというのは、やはり、残念
に思います。

例えば、『RRR』VS.『アルカンシエル』
では、やはり、『RRR』に軍配が上がる
でしょう。

これでは、星組に一歩リードを許してし
まっていると思われても、仕方がないで
しょう。
（個人の主観です）

『アルカンシエル』が柚香光さんの退団
公演だから、何とかなっている、という
感じがします。

さて、問題は、その柚香光さんと星風ま
どかさんの退団した後の花組です。

永久輝せあさん、星空美咲さんの新トッ
プコンビがどれほどの人気を得られるか
は、まだ、未知数です。

その中で、永久輝体制を支えると思われ
た帆純まひろさんの退団は、かなりの痛
手になると思います。

永久輝体制の主な男役メンバーは、大体、
次のとおりになります。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
永久輝せあ（97期）(トップ)
｜
綺城ひか理（97期）
｜
聖乃あすか（100期）(2番手)
｜
一ノ瀬航季（100期）
｜
侑輝大弥（102期）
｜
希波らいと（103期）(3番手？)
｜
天城れいん（104期）
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
これに対して、星組は、こうです。
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礼真琴（95期）(トップ)
｜
暁千星（98期）(2番手)
｜
極美慎（100期）(3番手)
｜
天飛華音（102期）(4番手)
｜
稀惺かずと（105期）
｜
大希颯（105期）
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
※異論はあるかもしれませんが、新人公
演主演やバウホール公演主演などをベー
スに個人的主観で作成しました。

トップから4番手まで、ずらりと揃った
星組に対して、花組は3番手と思われる
希波らいとさんが、バウホール公演主演
がまだ未経験です。

組替えによる補強策をいろいろ考えてみ
ましたが、何をやっても今の星組の体制
に敵いそうにありません。※

※考えられる案としては、
①専科の瀬央ゆりあさんの花組への落下
　傘
②宙組2番手の桜木みなとさんの花組へ
　の組替えー本人にとってメリットが
　なさそうです。
③アンバサダーからフリーになっている
　宙組の鷹翔千空さんの花組への組替え
　または、希波らいとさんとのトレード
などが挙げられます。

トップの柚香光さん、2番手だった水美
舞斗さんが抜けた穴は大きいと言えるで
しょう。

逆に、今の星組体制を作り上げた星組の
人事・育成策が見事というしかないでし
ょう。

花組は、演目で何とかするしかなさそう
です。

新トップコンビプレお披露目公演の『ド
ン・ジュアン』、大劇場お披露目公演の
『エンジェリックライ』で、どこまで星
組を追い上げできるかということになり
そうです。

早期に、『エリザベート』が来れば、か
なり違ってくると思いますが、それがな
いと、星組トップの礼真琴さんの退団待
ちになるかと思われます。

次は、月組編です。