壽々の雑記帳

観劇のコメントや日々の出来事・時事問題などについて綴ります。

礼真琴さんと舞空瞳さんは「不仲」……なのか?

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


礼真琴さんと舞空瞳さんをインターネッ
トで検索すると、「不仲」というのが出
てきます。


特に、舞空瞳さんの単独退団が発表され
てからは、増えたように思われます。


ただ、例え、本当に「不仲」であったと
しても、舞台やそれ以外の場所でも、不
仲であるような様子をトップコンビが見
せるのかは、甚だ疑問に思います。


ただ、「不仲」ではなく「合わない」と
いうことであれば、確かにそういう面は
否めないところがあるのかな、という気
はします。


歌劇団が舞空瞳さんをわざわざ、花組か
ら星組に組替えしてまで、礼真琴さんと
組ませようとしたのは、礼真琴さんが、
95期の首席入団者で、舞空瞳さんが102
期の首席入団者ですので、首席入団者コ
ンビとして、売り出したかったからだと
思われます。(あくまでも、個人的見解
です。以下、同様)


ところで、男役トップがトップ娘役を選
べるようなことを書いている方がみえま
すが、そんなことができるのでしょうか?
いくら何でも、無理な気がしますが……。


話を戻します。


ところで、他の方も書いてみえるように
「歌」の面では、このトップコンビは、
失敗だったように思います。


礼真琴さんの「歌」のレベルが高すぎて、
舞空瞳さんの「歌」が礼真琴さんに付い
ていけていないのです。
(個人的主観です)


それを明確にされてしまったのが、昨年
の別箱公演だったと思われます。


私は、『Le Rouge et le Noir〜赤と黒〜』
のレナール夫人役は、舞空瞳さんでも良
かったのではないかと思います。


それが、レナール夫人役は、有沙瞳さん
になってしまい、舞空瞳さんは専科の凪
七瑠海さんと瀬央ゆりあさんと一緒に全
国ツアーの『バレンシアの熱い花』『パ
ッション・ダムール・アゲイン!』の方に
出演することになりました。


また、本来なら、全国ツアー公演の方に、
トップである礼真琴さんが出演するのが
普通だろうと思います。


そこに礼真琴さんの何らかの意思が働い
たかどうかは分かりません。


ただ、少なくとも、歌劇団は、これを是
としたのです。


なお、舞空瞳さんは、礼真琴さんと共演
している時よりも、のびのびとイサベラ
役を演じていたように感じました。


ベテランの専科の凪七瑠海さんが主演だ
ったということもあるかと思います。


ところが、今度は、礼真琴さんが意味不
明の長期休養を取ってしまいます。


その間に、星組で上演されたのは、博多
座公演『ME AND MY GIRL』です。


またしても、舞空瞳さんが共演したのは、
礼真琴さんではなく、専科の皆美舞斗さ
んと星組2番手の暁千星さんでした。


舞空瞳さんは、退団の記者会見で、
「現役生として110周年の節目を迎えら
れたことや、小さい頃からずっと憧れて
いた『ME AND MY GIRL』のサリー役も
させていただいたことで、充実感があふ
れ、退団を決意いたしました。」
と話していますが、110周年の節目で皆
が退団しては、誰もいなくなってしまい
ます。


やはり、『ME AND MY GIRL』での礼真
琴さんの不在が退団を決意したきっかけ
だったように思われます。(あくまでも、
私見です)


そして、今回の舞空瞳さんのミュージッ
クサロンを含めた星組別箱公演の3分割。


ミュージックサロンの実施は、舞空瞳さ
んの退団公演の宝塚大劇場公演と東京宝
塚劇場公演の間でも良かった筈です。


ここでも、『BIG FISH』に舞空瞳さんを
出演させないという意図が感じられてな
りません。


例えば、「ダンス」であれば、上手い人
が、そうでない人にある程度合わせると
いうことが出来るのかも知れません。


ただ、「歌」になると、上手い人が、そ
そうでない人に合わせるというのは、無
理だと思いますし、「歌」の上手い人が
そうでない人とデュエットするのは、相
当なストレスになるだろうと思います。


そもそもが、礼真琴さんの相手役は、
入団時の成績ではなく、「歌」のレベル
である程度、揃えるべきであったのでは
ないかと思います。


「歌」「芝居」「ダンス」の中では、そ
の実力差が一番、誰にも分かりやすいの
が「歌」だろうと思います。


もしかしたら、その二人の間の「歌」の
レベルについての僅かな亀裂のようなも
のが二人を「不仲」に見せているのでは
ないでしょうか。


なお、私は、宝塚歌劇団に「歌」に関し
ては、余り、期待していないので、どっ
ちでもいいと思っているのですが……。
(くどいようですが、あくまでも、個人
的見解です)