壽々の雑記帳

観劇のコメントや日々の出来事・時事問題などについて綴ります。

圧巻の映像美!!映画『オペラ座の怪人』デジタルリマスター版を観ました。

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


昨日は、いつもの名古屋駅前の映画館で、
映画『オペラ座の怪人』デジタルリマス
ター版を観ました。


前日に、チケットの予約を取ろうとした
ら、何と△マークが……。


△マークは、宝塚の先着順方式ぐらいで
しかみたことがありません。


後方の席は、全て満席で、前2列しか空
いていませんでした。


こんなに映画版の『オペラ座の怪人』の
人気があるだなんて思ってもみませんで
した。


劇団四季では、人気公演の一つですけど
ね。


私もミュージカル歴40年の中で、ベスト
5作品を選べと言われたら、多分、『オ
ペラ座の怪人』が入るだろうと思います。


まさしく、ミュージカルの金字塔と呼ぶ
に相応しい作品だと思います。


アンドリュー・ロイド=ウェバーの名曲
の数々が素晴らしい作品です。


開演10分前に入場開始ですので、入場す
ると、私の席に見知らぬおじさんが座っ
ていました。


チケットを見ると、そのおじさんの席は、
A-8で、私の席はB-4。


A-4なら分からないでもないですが、A-8
をどう勘違いしたら、B-4になるのかと。


パンフレット(880円)を買ったのです
が、ストーリーが載っていないので、ス
トーリーは某所から拝借。(ウィキペデ
ィアに詳しいストーリーが載っています)


ストーリーです。
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刺激と絢爛、情熱の時代であった19世紀
パリ・オペラ座では仮面をつけた謎の怪
人・ファントムの仕業とされる奇怪な事
件が続いていた。ファントムは若く美し
いオペラ歌手クリスティーヌに才能を見
出し、彼女に音楽の手ほどきをし、クリ
スティーヌはファントムを“音楽の天使”
と信じてプリマドンナへと成長する。幼
馴染の青年貴族ラウルに愛されながらも、
孤独な魂と情熱を持ったファントムに心
を惹かれていくが、ある日ファントムの
仮面の下に隠された秘密を知ってしまう。
一方怪事件が続くオペラ座では、ファン
トムを捕まえようとラウルたちが立ち上
がる。
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2004年の映画公開時には、主役のファン
トムを演じたジェラルド・バトラーが、
ミュージカル初経験で、かなり酷評され
ていました。


今回、改めて聴いてみると、それほど酷
い歌でもないような……。


最近、歌に関しては、寛容になっていま
すからね。


まあ、クリスティーヌ役を演じたエミー
・ロッサムの歌声が素晴らしいので。


劇団四季の『オペラ座の怪人』は、何回
か観ているのですが、舞台では描けない
ような豪華絢爛なオペラ座がアンドリュ
ー・ロイド=ウェバーの手による映画化
によって見事に再現されています。


もちろん、20年前の映画公開時にも、こ
の映画版は鑑賞しています。


映画は、現在はモノクロで、過去はカラ
ーで描かれます。


映画の冒頭は、オペラ座に縁のある品々
をオークションにかける場面(モノクロ)
で始まります。


「マスカレード」の曲を奏でるシンバル
を持った猿のオルゴールを競り落とすの
は、年老いたラウル・シャニュイ子爵。


競りの相手は、これも年老いたオペラ座
のバレエのリーダーであったマダム・ジ
リー。


オルゴールの次の出展品は、オペラ座の
シャンデリア。


競売人がシャンデリアに掛けられていた
覆いを取ると、シャンデリアはかつての
輝きを取り戻し、ゆっくりと天井へと戻
っていき(ここからカラーになります)、
座席や彫像の埃も吹き払われ、オペラ座
は在りし日の姿へと帰っていきます。


私の大好きな場面で、劇団四季でも同じ
場面が出てきますが、シャンデリアの豪
華さが映画版では桁違いです。


劇団四季版と映画版との大きな違いは、
ウィキペディアのストーリーでは、この
二つの場面です。


一つは、ファントムがオペラ座の地下に
住みつくことになったいきさつです。
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「マダム・ジリーがまだ少女だった頃、
友人たちと見世物小屋に行くと、醜い子
供が檻に入れられ「悪魔の子」として見
世物にされているのを目撃する。その子
供は皆が見ている前で鞭打たれ、見物客
はそれを見て子どもを嘲笑った。小屋の
主人が子供の顔を隠していた袋を剥ぎ取
ると、子供の醜い顔が現れる。客たちが
その醜さを笑う中、少女だったマダム・
ジリーはその子供を哀れに思う。見物が
終わった後もマダム・ジリーはその場を
なかなか離れられず、入り口で檻を振り
返ると、自分をつなぐ縄をほどいた子供
が主人の首を絞めるのを目撃する。とっ
さに子供を檻から連れだしたマダム・ジ
リーは警察に追われながら、なんとか子
供をオペラ座にかくまい、子供は地下
に隠れ家を見付けてそこに住み着くよう
になった。それ以来マダム・ジリーは彼
をかくまい続け、彼女だけがその事実を
胸のうちにしまっている。」
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もう一つは、クリスティーヌの死後、そ
の墓をラウル子爵が訪れる場面です。
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「1919年、年老いたラウルがクリスティ
ーヌの墓を訪れ、オークションで手に入
れたオルゴールを供える。しばらく墓の
前で物思いにふけった後に帰ろうとする
と、ふと、墓の前にバラが供えられてい
ることに気付く。バラにはクリスティー
ヌの婚約指輪が黒いリボンで結びつけら
れていた。怪人はまだ生きており、クリ
スティーヌを愛し続けているのであった。」
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アカデミー賞にもノミネートされたその
絢爛豪華でダイナミックな美術、衣裳、
装置で見る者を熱狂させ、……映画のため
……フルオーケストラで収録。主演3人は
吹き替えなしで圧倒的な歌声を響かせて
いる、とチラシに書いてあります。


少なくとも、今週の木曜日までは上映さ
れるみたいです。


ご興味のある方は、是非、映画館へ。