これは見応えあり!!花組御園座公演『ドン・ジュアン』を観た!!①
今晩は、壽々(じゅじゅ)です。
昨日は、花組公演『ドン・ジュアン』を
観劇に、暑い中、御園座まで行ってきま
した。
私は、余り、汗をかく方ではないのです
が、湿度が高いせいか、自宅から最寄り
の駅まで歩いただけで、額から汗が滴り
落ちました。
秋田県、山形県は豪雨だったようで、や
っぱり、今年の夏は異常ですね。
さて、御園座は地下鉄の6番出口がエレベ
ーター設置工事で閉鎖されているので、8
番出口から御園座へ向かいました。
御園座へ行く前に、ここに立ち寄りまし
た↓
山本屋菓子鋪というお店で、御園座の1本
裏の道を南に行ったところにあります。
(名古屋人の悪い癖。方角で行き先を教え
る)
看板に書いてある「うす皮饅頭」が有名
で、やや甘めですが、絶品です。
↑左がうす皮饅頭です。
なお、早めに行かないと売り切れている
場合があるのと、日曜・祝日はお休みで
す。
さて、うす皮饅頭を確保して、御園座へ
向かうと、開場待ちの場所が、階段を上
がった入場口ではなく、その手前のエス
カレータの前みたいで、そこから、歩道
に沿って、鰻のお店の前を通り越して、
次のブロックの前まで長蛇の列が出来て
いました。
↑右に見えるエスカレーターの前が入場待
ちの場所です。
左の列はファンクラブのチケットの列で
すね。
御園座の建物の影に入るとはいえ、暑く
て熱中症で倒れそうになりそうなので、
階段の下で開場の時間まで待つことにし
ました。
雨の日なんかは、どうしているんでしょ
うね?
さて、今回は2階席でしたので、こんな
感じでした。
結構、見やすかったです。
座席にクッションがあるというのも、親
切です。
さて、公演プログラムからストーリーを
紹介します。
==================
アンダルシア地方、セビリアー。スペ
インの貴族ドン・ルイ ・テノリオ(英真
なおき)の跡取り息子でありながら、酒
と女に溺れ、悪徳の限りを尽くす放蕩息
子として悪名を馳せるドン・ジュアン
(永久輝せあ)は、夜毎、女達との情事
に耽っていた。今宵の相手は誇り高き騎
士団長(綺城ひか理)の一人娘(二葉ゆ
ゆ )。それは、ドン・ジュアンにとって
はいつもと同じ夜のはずだった……だが、
事態を知った騎士団長は、娘を穢された
怒りからドン・ジュアンに決闘を挑む。
闘いの果て、剣の腕にも優れるドン・
ジュアンの前に斃れた騎士団長は「お前
はいずれ<愛>によって死ぬ。<愛>が
呪いとなる」という言葉を遺し、凄絶な
最期を遂げる。
ドン・ジュアンは事件後も変わりなく
盛り場へと赴き、快楽を貪り続けていた。
イサベル(美穂圭子)やファニータ(咲
乃深音)等、全てを捧げて彼を愛し、そ
して捨てられた女達は皆、ドン・ジュア
ンに恨みを抱きながら今もなお、その魅
力に抗えずにいる。
偽りと愛の言葉を信じ、ドン・ジュア
ンに愛を捧げた修道女のエルヴィラ(美
羽愛)は、彼女の前から姿を消した「夫」
の後を追って修道院を出て、辿り着いた
セビリアでドン・ジュアンに欺かれた事
を知り、悲嘆に暮れる。ドン・ジュアン
の数少ない友人であるドン・カルロ(希
波らいと)から、ドン・ジュアンの父、
ドン・ルイに相談するよう助言され、エ
ルヴィラはドン・ジュアンの悪行とそれ
でも消せぬ彼への愛を訴える。そんなエ
ルヴィラの健気な愛に触れ、いつしかド
ン・カルロは他言する事の出来ぬ淡い想
いを募らせていく事になる。
エルヴィラの訴えを受け、息子の行く
末を案じるドン・ルイから善良に生きる
よう諭されたドン・ジュアンの前に、決
闘の果てに打ち倒した騎士団長の姿を借
りた亡霊が姿を現し、呪いの言葉を再度
投げかける。付き纏う呪いの言葉に戦慄
しつつ、逃れるように足を向けた夜の盛
り場で、蠱惑的なロマの女(紫門ゆりや )
をその晩の相手に選ぶが、苛立った心は
慰められない。そんなドン・ジュアンを
亡霊は言葉巧みに誘い出し、夜の闇の中
へと連れ出す。
亡霊に導かれ辿り着いた工房では一人
の女が亡き騎士団長の石像を製作してい
た。女彫刻家マリア(星空美咲)。彼女
が愛する芸術に向き合い、石に語りかけ、
彫像と戯れる姿の美しさ、伸びやかさに
心打たれたドン・ジュアンは抗いようも
なく己の身を貫く、未だ知らぬ心の震え
ー<愛>の訪れーを感じる。そしてマリ
アもまたドン・ジュアンと出会った事に
より、胸の内に熱く湧き上がる感情の変
化を覚える。
一方、セビリアから遠く離れた過酷な
戦場では、マリアの婚約者ラファエルが、
仲間達と共に昼夜を問わず襲い来る激し
い戦火を潜り抜けていた。セビリアに帰
還し、生きて恋人と再会する日を夢見て
ー。
「<愛>によって死ぬ」ー。マリアと
出会い、愛に目覚めたドン・ジュアンは、
この呪いから逃れる事ができるのかー。
==================
私は、前回の宝塚版は観ていないのです
が、外部版を2021年に観ています。
その時の主な配役は、
==================
ドン・ジュアン 藤ヶ谷太輔
マリア 真彩希帆
ラファエル 平間壮一
ドン・カルロ 上口耕平
エルヴィラ 天翔 愛
騎士団長/亡霊 吉野圭吾
アンダルシアの美女 上野水香(東京バ
レエ団)
イザベル 春野寿美礼
ドン・ルイ・テノリオ 鶴見辰吾
==================
結構、豪華キャストですね。
ただ、ストーリーの方は、ほぼ、覚えて
いません。
まあ、大分、変えているとは思いますが。
という事で、今回、ほぼ初見の感想にな
ります。
最初に演目を見た時には、永久輝せあさ
んにドン・ジュアンのような悪役がで
きるのか?という疑問でした。
実際に観劇してみると、しっかりドン・
ジュアンでしたね。
さすが、花組新トップです。
ヴィジュアル面でも納得のドン・ジュア
ンでした。
やはり、ヴィジュアルが良くないと、女
達が、皆、ドン・ジュアンの虜になると
いう設定に説得力がありません。
いかにも、「悪(ワル)」って感じだっ
たドン・ジュアンがマリアと出会ってか
らは、表情が穏やかになって、さすが演
技派です。
第1幕で、マリアがなかなか出て来ず、
エルヴィラがヒロイン?という感じでし
たが、これは原作のモリエールの戯曲が
ドン・ジュアンの妻がエルヴィラになっ
ている所為だと思います。
そして、宝塚にはスペインが似合うと思
いました。
今回の『ドン・ジュアン』は、フラメン
コを中心としたダンスシーン満載で、見
応えがあります。
フェリクス・グレイ氏による曲も素晴ら
しいです。聴き応えがあり、花組生に専
科のお二人が加わって、見事に歌いこな
して魅せてくれます。
という所で、一旦中断して②へ続きます。



