壽々の雑記帳

観劇のコメントや日々の出来事・時事問題などについて綴ります。

パリ五輪開会式のイベントにマリー・アントワネットの生首の演出??(シニア雑記)

今日は、壽々(じゅじゅ)です。


パリ五輪開会式のショーで、「フランス
革命時に王妃マリー・アントワネットが
幽閉されたコンシェルジュリーで、革命
シンボル曲のロック演奏が仏メタルバン
ド・ゴジラによって行われた。建物の窓
際に、切られた首を持つ女性が並ぶ演出。
クライマックスでは建物じゅうの窓から
一斉に赤いテープが大量噴射され、まる
で血しぶきのように映った」そうです。


ショーのもう一つは、レオナルド・ダ・
ヴィンチの「最後の晩餐」をドラァグク
イーンらがその「最後の晩餐」の構図を
再現したかのようだったそうで、むしろ、
こちらの方が、宗教関係者から批判され
ている感じです。


伝聞情報でしかないのですが、マリー・
アントワネットが人気があるのは、日本
人だけのようです。


恐らく、『ベルサイユのばら』の影響で
はないかと思います。


『ベルサイユのばら』では、国王ルイ16
世も、マリー・アントワネットもいい人
に描かれていますからね。


「パンがなければお菓子を食べればいい
のに」は、マリー・アントワネットの言
葉ではないですが、マリー・アントワネ
ットがオーストリア人であったこと(た
だし、政略結婚は当時は珍しいものでは
ありません)、そして、やはり、国王一
家がオーストリアへ逃亡しようと企てた
こと(ヴァレンヌ事件)が、フランス国
民の国王と王妃に対する心情を悪くした
のだと思います。


マリー・アントワネットがギロチン台の
露と消えてから、もう、230年近く経っ
ていますから、今のフランス人にとって
は、歴史上の事件に過ぎないのですが、
国王と王妃の処刑によって、フランス革
命に一旦の区切りがついたことから、フ
ランスの歴史からは大きな意味があった
のだと思います。


だから、パリ五輪の開会式のショーにマ
リー・アントワネットの生首が出てきた?


「最後の晩餐」もそうですが、ちょっと、
悪趣味だとは思います。