壽々の雑記帳

観劇のコメントや日々の出来事・時事問題などについて綴ります。

「核廃絶」というのは現実的なのか?(シニア雑記)

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


今日の中日新聞の1面の見出しには、
「核廃絶に逆行 脱却を」と書かれてい
ます。


広島市での昨日の平和祈念式典における
岸田首相の挨拶の内容を踏まえた見出し
です。


世界中から核兵器を廃絶することが出来
れば、そんな素晴らしいことはないでし
ょう。


ただし、「核廃絶」は「理想」としては、
素晴らしくても、「現実」として、可能
でしょうか?


日本は、ロシア、中国、北朝鮮と核を保
有し、専制国家である3国に囲まれた状況
にあります。


しかも、ロシアはウクライナとの戦争で、
戦術核の使用を仄めかせています。


日本は、アメリカ合衆国の「核の傘」に
依存していると言われています。


ただ、本当に、日本が核兵器によって攻
撃された時に、アメリカ合衆国は、核兵
器を使用して、日本を守ってくれるので
しょうか?


自国が攻撃されでもしない限り、アメリ
カ合衆国が核兵器を使用することは、考
えにくいと思います。


「核廃絶」は、核保有国同士が敵対して
いる限り、現実的ではないでしょう。


「核廃絶」よりも、「核兵器」を使わな
い、使わせない努力の方が現実的ではな
いでしょうか?


被爆者の気持ちは、分からない訳ではな
いですが、唯一の被爆国として、日本に
課せられた義務は何か、為すべきことは
何かを、もう一度、冷静になって、考え
てみる必要があると思います。