才能・努力・運の三拍子揃った星組トップ礼真琴さん。
今晩は、壽々(じゅじゅ)です。
良く礼真琴さんは、歌・ダンス・芝居の
三拍子揃った男役と言われることがあり
ます。
私個人としては、やや、納得しかねる所
があるのですが、確かに歌は上手いと思
いますし、聴きやすい歌声で無理のない
歌い方だと思います。
歌の上手い下手は、比較的、誰にも分か
りやすいというのもあるでしょう。
ただ、私は、礼真琴さんは次の三つの点
で、三拍子揃っていると感じます。
①才能(主として歌唱力)
②努力
③運
まず、礼真琴さんが95期の首席入団とい
う時点で、才能があったと思います。
ただ、首席入団というだけでトップにな
れるかというと、私が過去に書いた記事↓
からは、必ずしも、そうではないことが
分かります。
つまり、入団した後の努力がトップにな
るためには、必要だということです。
私は、礼真琴さんは、努力の人だと思っ
ています。
だからこそ、あれだけのパフォーマンス
が出来る、そのことを忘れてはならない
と思います。
三つめは運です。
どれほど、才能があって努力しても報わ
れない人は大勢います。
「運も実力のうち」と良く言われますが、
まさしく、その通りだと思います。
礼真琴さんが、星組に組配属されたこと、
95期生であったことなどは、「運」だと
思います。
もし、星組ではなく、花組に組配属され
ていたら、そして、95期生でなく96期生
であったら、どうなっていたでしょうか?
礼真琴さんは、トップになってからの作
品にも恵まれました。
ただ、これは、①の才能と②の努力があ
った結果だと思います。
敢えて、礼真琴さんの弱点を挙げるとす
れば、一つは男役としては身長が低いと
いうことです。
公称170㎝となっていますが、かなり水
増ししていると思われます。
ですので、ソロやデュエットの場合はと
もかく、群舞になった時のダンスが余り
見映えがしません。
一応、センターですので、目立ちはしま
すが……。
もう一つは、男役としては、童顔(?)
だということです。
ですから、女役としても通用します。
ただし、「美形」であるとは、ちょっと
言い難いような気がしますが。
ただし、そのような些細な点を除けば、
やはり、礼真琴という存在は、宝塚歌劇
団において逸材であったということだけ
は、間違いないでしょう。
問題は、礼真琴さんに続くような人材が
宝塚歌劇団に現れるかどうかだと思いま
す。