「結婚は無理ゲー」なのか?ー日本で少子化が進む理由①(シニア雑記)
今晩は、壽々(じゅじゅ)です。
7月24日から中日新聞で始まった不定期
連載の「結婚は無理ゲーですか?」の記
事。
「無理ゲー」とは、「攻略が極端に難し
いゲーム」から転じ、達成が困難なこと
の例え」という親切な解説付きです。
面白いので、毎回、欠かさず読んでいま
すが、これでは、少子化が進むのも無理
はない、と思います。
そもそも、「結婚が出来ない」のですか
ら。
9月26日付の新聞には、専門家の立場から
の中央大学教授山田昌弘氏の記事が載っ
ていました。
山田氏は、「若い世代が結婚できない一
番の要因は、経済的ハードルが高いこと
にある」と指摘しています。
(結婚)適齢期の未婚の男性は、年収
400万円が8割だそうです。
これには、年金生活者の私も驚きです。
私は、退職金の後払いの企業年金も受け
取っていますので、年収400万円という
のは、厚生年金と合わせた私の年収+α
です。
結婚相手の女性が正社員でバリバリ働い
ていればともかく、パートや非正規雇用
の場合は、結婚して、さらに子供を育て
るというのは難しそうです。
国立社会保障・人口問題研究所の直近の
調査では、結婚相手の条件として、女性
に経済力を求める男性の割合は50%近く
あるそうです。
女性が男性に経済力を求めるのではなく、
男性が女性に経済力を求めているのです。
これでは、専業主婦だなんていうのは、
もう、理想の世界でしかありません。
共働きしても、子供は1人ならともかく、
2人以上は、経済的に難しいでしょう。
企業が育児休業制度を設けても、保育園
の待機児童を減らしても、政府が支援制
度を創設しても、それでも少子化が進む
理由は、若い世代の経済格差にあると言
えるでしょう。
中小企業は、我が国421万企業のうち99.
7%を占めるそうです。(中小機構の資料
より)
中小企業の従業員の賃金を上げるような
政策を取らない限り、少子化は止まらな
いのでしょう。
ところで、この記事も不定期連載になり
ます。