高収入でも「結婚できない男」(第3回)ー日本で少子化が止まらない理由(ワケ)②ー3(シニア雑記)
今日は、壽々(じゅじゅ)です。
「結婚しない女」の方の事情を見る前に、
もう少し、「結婚できない男」の方を見
ていきたいと思います。
前回のT氏は、不細工の上に、低身長、
低収入と「結婚できない男」の典型例の
ような人でした。
今回登場する高橋氏(49)は、大学院准
教授で年収は、何と1千万です。
写真が載っているのですが、それほど不
細工という訳でもありません。
ところが、高橋氏が婚活パーティーに出
席すると、立食時には、若いイケメン男
性の前だけに女性の列ができていたそう
です。
その後、結婚相談所に入会しても、「女
性たちは一方的にこちらの情報を引き出
すだけで、僕が趣味を聞いても答えてく
れない。少しでも条件に合わないと終了」
の状態だったそうで「僕は陳列棚に並べ
られたバッグだった」と述べています。
高橋氏は「男性が商品化され、女性に選
ばれる婚活市場の力学がある」と指摘し
ます。
婚活市場が急成長し、巨大なデータベー
スとなる中、例えば、アプリで年齢や年
収といった相手に望む条件を設定すると、
ずらりと候補者が並ぶ。「次は見た目、
職業……と女性の欲望はどんどんとエス
カレートしていく。
高橋氏の場合は、年収は良くても年齢が
影響したのでしょう。
高橋氏は婚活をやめて「婚活で女性不信
になる男性は多い。でも、婚活から撤退
する道もある。僕はすごく楽になった」
と述べています。
ただ、そのような男性がこれからも増え
ていくようだと、いくら、政府が少子化
対策を進めても、少子化は一向に止まら
ないと思うのですが……。
そもそも、結婚したくても「結婚できな
い」のですから。