壽々の雑記帳

観劇のコメントや日々の出来事・時事問題などについて綴ります。

ノーベル平和賞を貰っても、核廃絶は無理だと思う。(シニア雑記)

今日は、壽々(じゅじゅ)です。


ノルウェーのノーベル賞委員会は、日本
全国の被爆者らでつくる日本原水爆被害
者団体協議会に2024年のノーベル平和賞
を授与すると発表しました。


ただ、このノーベル平和賞の授与が核兵
器の廃絶にどのくらいの効果があるかと
考えた時、絶望的にならざるを得ません。


現在、核兵器を保有している国は、今の
国際情勢からすると、決して、核兵器を
手放さないだろうと思われるからです。


ただ、唯一の被爆国である日本として、
出来ることは、三つあると思います。


一つは、これ以上、核兵器の保有国を増
やさないないことです。


そのためには、特に、中東情勢の安定が
欠かせません。


中東情勢を不安定にしかねないイスラエ
ルに対しては、日本は、強い姿勢で臨む
べきです。


二つ目は、核兵器保有国に核兵器を使用
させないことです。


ロシアは、ウクライナに対して、核兵器
の使用の可能性を示唆しています。


日本は、日本に可能な範囲でウクライナ
を支援し、ロシアに対しては制裁を強化
すべきです。


三つめは、核兵器の使用による悲惨さを
世界の人々に知ってもらうことです。


世界のほとんどの人々、そして、日本人
さえも多くは原爆が投下された広島、長
崎の悲惨さを知りません。


今回のノーベル平和賞は、その核兵器の
悲惨さをより多くの人に知ってもらうた
めに贈られたものだと思います。


単に、核兵器の廃絶を訴えることではな
く、核兵器が使われた時の悲惨さを世界
の人々に向けて発信し続けること、それ
によって、核兵器を保有している国も保
有していない国も、核兵器の使用・保有
を抑止すること、それが被爆国である日
本に課せられた責務ではないでしょうか?