壽々の雑記帳

観劇のコメントや日々の出来事・時事問題などについて綴ります。

結構面白かった!!風色日向さん主演『MY BLUE HEAVEN 』ライブ配信を視ました。

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


齋藤吉正演出と聞いて、やや、不安があ
りましたが、結構、面白かったと思いま
す。


主演の風色日向さんも、高身長に華があ
って、演技も中々良かったです。
(出来れば、花組に欲しいタイプ)


カーテンコールで特技と言って見せたタ
ップダンスは、今一つでしょうか。もう
少し練習が必要そう。


さて、いつも通りに公演プログラム(わ
ざわざ、通販で取り寄せました)から、
一応、ストーリー紹介です。
(殆どの方が、配信を視ていると思いま
すが……。)
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 終戦間もない横濱。空襲により焼け野
原となったその地では、失くした時、失
くした者達を振り返り、悲嘆に暮れる暇
もない人々が、日々を逞しく懸命に生き
ていた。様々な店が軒を連ねる闇市が賑
わう、港からほど近い町。ヤヨイ(山吹
ひばり)という名の娘が、その知恵と美
貌で男達から金目のものを巻き上げてい
る。彼女もまた、何不自由なく過ごした
少女時代から一転、戦争によって両親と
青春を奪われた一人だった。そんなヤヨ
イの前に懐かしい人影が……。流行歌
「MY BLUE HEAVEN」を口笛で飄々と
奏でるその青年は、"ジョーイ"こと天地
楽(風色日向)。南方戦線から生還した
復員兵のジョーイは、幼い頃ヤヨイと日
系アメリカ人のライアン(亜音有星)と
三人で毎日のように一緒にサイコロで遊
び、夢を語り合った日々を思い出す。ヤ
ヨイが今、戦争孤児達と生活を共にしな
がら愚連隊にショバ代を払い、ペテン師
をしている事を知ったジョーイは、その
生業から手を引かせ、幼い頃からの憧れ
である歌手への夢を叶えてあげるため彼
女の借金を肩代わりする。しかし、ジョ
ーイは、持ち前の天才的なサイコロの腕
を買われ、ヤヨイと孤児達のために踏み
込んだその世界で危険な裏稼業の深みへ
とはまっていく。それは戦時中のある出
来事がきっかけだった。その頃、ライア
ンがGHQの日本語通訳として横濱に戻っ
てきた。戦争によって引き裂かれた三人
の友たちが再び横濱に集う時、ジョーイ
の悲しい過去の事実が浮き彫りとなって
いくー。
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何となく、ちょっと、違うような……。


「ジョーイの悲しい過去の事実」とは、
上官であった中尉の上杉の命令で、イギ
リス人捕虜と決闘をさせられ、誤って殺
してしまったこと。


捕虜殺害は戦争犯罪になります。(どこ
かで聞いたことがあるような話)


その弱みを握られたジョーイは、上杉の
指示に従って、裕福な老婦人田島(小春
乃さよ)に、その甥に瓜二つであるため、
接近をします。(つまり、詐欺で田島夫
人から金を巻き上げようという計画)


今、老人から詐欺で金を騙し取るという
事件が多い中、詐欺ネタは大丈夫なのか
と思いましたが、さすがに、上手く纏め
ました。


ただ、契約書にサインした上に、綴じ目
に印鑑を押すというケースは、余りない
かと思いましたが……。


ヒロイン役の山吹ひばりさんの歌が、歌
手志望という設定だけあって、上手いの
ですが、その分、風色日向さんと亜音有
星さんの方の歌が、決して、悪くはない
のですが、イマイチに感じられてしまっ
たのは、ちょっと、残念ポイントかな、
と。


ストーリー全体としては、結構、面白く
出来ていて、良作かな、と思います。


なお、「BLUE HEAVEN」を「青空」と
訳すのは、ちょっと違うかな、とは思い
ますが、該当する日本語がないので、青
空にしたのでしょう。(直訳すると、
「青い天国」か?、なお、「HEAVEN」
には「天空」という意味もあるようなの
で、それなら、「青い天空」になります。
ただ、原曲からするとそれも違うのかな
と。「I hurry to my blue heaven」が
「青い天空に急ぐ」になってしまいます。)