「女性に選ばれる地方に」??(第6回)ー日本で少子化が止まらない理由(ワケ)④ー1(シニア雑記)
今晩は、壽々(じゅじゅ)です。
前回の「東京一極集中が原因なのか?」
の記事は、今回の記事に繋がるためです。
10月2日付の中日新聞の「結婚は無理ゲ
ーですか?」の記事の識者編の「中」で
は、ニッセイ基礎研究所の天野馨南子氏
の記事が載っています。
まず、天野氏は、「人口的に男女アンバ
ランスな東京一極集中が進み、地方に住
む男性の結婚が難しくなっている。人口
動態上、地方では特に20代男性が同年代
の女性に対し、かなり余っている状況が
起きている」と指摘しています。
つまり、女性は東京など都市部へ流出し、
一方で男性は地方に残っている方が多い
ため、女性と男性の人口のアンバランス
が生じている、ということです。
それについて、天野氏は、「地方に根強
く残る「長男跡取り文化」や、男性中心
の雇用慣行があるために、男性は仕事を
得やすく地元に残りやすい。一方、大学
や専門学校などを卒業した20代前半の女
性は就職を機に都市部に流出し、戻りに
くい。男性が30歳を過ぎて「婚活を始め
よう」と思う頃には、既に自分の年齢に
近い女性は既婚か、地元を去ってしまっ
ている」と述べています。
今までの「結婚できない」男性は、ブサ
メン、低身長、低収入などのスペックが
低いことが理由でした。
今回は、男性が地方の地元で就職してし
まったことで、結婚できない、というパ
ターンです。
天野氏の続きの前にその実態を見てみま
しょう。
地方で「家業を継ぐ」という、どう見て
も結婚できそうもない事例です。
次回へ続きます。
前々回と前回の記事を↓に載せておきます。