これは結婚は多分無理だね、地方で家業の後継ぎ(第7回)ー日本で少子化が止まらない理由(ワケ)⑤(シニア雑記)
今晩は、壽々(じゅじゅ)です。
8月7日付中日新聞の「結婚は無理ゲーで
すか?」の第3回に登場するのは、岐阜県
郡上市で暮らす自営業のYさん(33)。
3人兄弟の長男で、旅館の3代目として育
ち、地元の高校を卒業後、関西の調理学
校を経て、ホテルや割烹料理店などで修
業。昨年春、十数年ぶりに故郷に戻った
という経歴の持ち主。
郡上市の旅館ですから、それなりの常連
客もいるようで、「家業を絶やすわけに
はいかない。結婚して後継ぎをつくりた
い」と思ったそうです。
←この時点で、もう、間違っているとし
か思えません。家業の後継ぎをつくる
ために結婚する???
Yさんは、この7月から、郡上市が開設す
る無料の結婚相談所「マリアージュ郡上」
に登録したとのことで、相手を選ぶ基準
は「明るくて、自分の両親とうまくやっ
ていけそうな人」。その理由は、(旅館
が)家族経営のため、たとえ両親と同居
しなくても、ほぼ毎日、仕事場で顔を合
わせないといけないからだそうです。
目標は、2年以内の結婚だそうですが、
さて、Yさんは無事結婚できるでしょう
か??????
もう一人は、郡上市内の高齢者施設で介
護福祉士として働くTさん(42)。
Tさんも3人兄弟の長男で、高校卒業後は
上京して役者を目指していたが、母が入
退院を繰り返すようになり、故郷で就職
して暮らすことに決め、知人の紹介で介
護の仕事に就いたという経歴。(こちら
は家業を継ぐ訳ではない)
過去には、民間大手の民間大手の結婚相
談所に4万円を支払って入会したが、実
際に付き合えた女性はI人だけで「結婚し
ても郡上には住めない」と言われて、交
際終了。
若い女性が地方から都市へと流出する一
方で、男性は家業を継ぐために、あるい
は、親の面倒を見るために地元に残ると
いうアンバランスな状態だと言えそうで
す。
岐阜県も結婚希望者支援のために、総合
相談窓口「ぎふマリッジサポートセンタ
ー」に婚活の専門家を配置し、岐阜県広
域でのマッチングを図っているそうです
が、登録者の約7割が男性だそうです。
女性が約3割とすると、約4割の男性が余
ることになりますが……。
今回のYさんは、旅館の後継ぎですが、
農家の後継ぎ、漁師の後継ぎ、職人の後
継ぎなど地方の後継ぎ問題は、深刻そう
です。
前々回と前回の記事です。↓