壽々の雑記帳

観劇のコメントや日々の出来事・時事問題などについて綴ります。

「結婚=幸せ」じゃないから?(第8回)ー日本で少子化が止まらない理由(ワケ)⑥(シニア雑記)

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


今回は、両親が離婚したことがトラウマ
になって、男性への不信感から結婚が
「無理ゲー」になった女性の話になりま
す。


今回登場するのは、愛知県出身で関西地
方で働く会社員の女性(28)(仮にKさ
んと呼びます)。


 「きっと自分は「結婚不適合者」なん
だろうな」と、かつてKさんは思ってい
たそうです。


 Kさんの両親は、Kさんが物心ついたこ
ろからけんかばかりで、父は家に帰って
くるなり「飯はまだか」とふんぞり返り、
母は顔をしかめた。手を上げることはな
かったが、怒鳴り声が飛び交っていた。
怖くて逃げ込んだ浴室で1人、泣いた記
憶がある。
(←私の近親者にも同じような人がいま
すが、なんでしょうね?男の方が偉いと
でも思っているのでしょうか?)


 Kさんが小学校を卒業するころに両親
は離婚。母は、父のことを「自分のこと
ばかりで、生活費も入れてくれなかった」
となじり、Kさんは男性への不信感が募
った。


そんなKさんですが、大学に入り就職活
動が始まると、同級生との「結婚」の話
題に、「ずっと一人は寂しい」と思うよ
うになったとのこと。


←前回の記事の「結婚したい理由」の約
 2割がこの「一人でいるのは寂しい」
 でした。


 Kさんは、30歳に近づく頃、マッチン
グアプリに登録し、求める条件は「大卒」
だけにした。2歳下の会社員から交際を申
し込まれ、男性の家を訪ねた。会社勤め
の父とパートの母、子ども2人の4人家族
で、「典型的な幸せな家庭」を見た気が
した。


 両親の離婚を経験したからこそ、「結
婚イコール幸せじゃない」と分かってい
る。「それぞれの得意や不得意を補い合
い、互いの自己実現ができるようなチー
ムにしたい」と。


Kさんにとって「無理ゲー」だと思って
いた結婚は、手の届くところにある。


Kさんの相手は、Kさんが望んでいた「ハ
イスペック(良い条件)」ではないが、
「一緒にいて居心地がいい。チームを組
むならこの人」と決めたとのことです。


どうでしょうか?


Kさんのように両親が離婚した、とか、
父親が家庭内暴力を振るっていたという
理由で男性への不信感を持っている人は、
結構、いるように思います。


その根底には、未だに日本の社会に根強
く残る「男性優位」のような意識がある
ように思います。


Kさんのようないい人に巡り合えればい
いのですが、そのような「男性優位」の
意識が日本の社会から払拭されないと、
「結婚=幸せ」になるのは難しそうです。


前回の記事です。