誤解されている天使像。花組公演『エンジェリックライ』!!
今晩は、壽々(じゅじゅ)です。
花組公演『エンジェリックライ』を観て、
天使が子供を産むことに違和感を覚えて
いる人がいるようですが、どうも、天使
というものを誤解しているのではないか
と思います。
「天使」とは、その字が表すように、そ
もそも、「神の使い」です。
天使を神聖視して、「清く、正しく、美
しい」ものと思っているようですが、そ
れは、誤解です。
天使が神聖で「清く、正しい」ものだと
すれば、何故、アザゼルのような堕天使
が存在するのでしょうか?
アザゼルが堕天使となったのは、アザゼ
ルが地上の人間の娘の美しさに魅惑され、
妻に娶るという禁を犯したからです。
であれば、『エンジェリックライ』で天
使アズラエルが、人間と結婚して、子ど
もを産んだとしても、特に、嫌悪感を覚
えるようなことではないように思えます。
アザゼルと反対(男女の入れ替え)のこ
とをやっただけです。
なお、「地上にいる堕天使が人間の女と
結婚するのは、あり得ないことではあり
ません。天使は、目に見える形で現れる
時は、必ず男性の姿を取っています。ま
た、天使の活動を描写する際、文法的に
は、常に男性形が使われています(中性
形があるギリシア語の場合でも、天使に
は男性形が使用されています)。天使同
志が結婚し、天使を生むことはありませ
ん。しかし、堕天使が地上において人間
の男性の形を取り、人間の女と結婚して、
子を産ませる可能性はあります。」とあ
りますので、そもそも、アズラエルが女
天使であることが、谷貴矢氏のフィクシ
ョンであることになります。
ですから、天使アズラエルが結婚し、子
どもを産むことが、おかしいと思ってい
る時点で、谷貴矢氏のホラ話に騙されて
いることになります。
まあ、ラファエルが本来の天使の姿なん
でしょうけどね。
アザゼル、アズラエルについては、↓の
記事をご参照下さい。