壽々の雑記帳

観劇のコメントや日々の出来事・時事問題などについて綴ります。

低所得世帯に3万円給付案は、高齢者優遇策か?

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


政府の総合経済対策で、住民税非課税世
帯に1世帯あたり3万円を給付する方向で
検討されています。


ところが、その政策に対して、若い世代
からXで、


《現役世代や子供への支出の話になると
財源財源ってうるさいくせに、住民税非
課税世帯への財源は無尽蔵なのおかしい
でしょ》


《住民税非課税世帯ってほぼ高齢者やろ。
現役世代から奪って票田の高齢者へばら
まきかよ》


《ただの票田老人買収》


《素直に老人に配りまーす!!若者?し
りませーん!!って言えよ》


という非難の声が挙がっているそうです。


確かに、厚労省の「令和5年国民生活基
礎調査」では、住民税非課税世帯に占め
る割合を世帯主の年代別に分けると、以
下のような数字となるようです。


・29歳以下=4%
・30代=2.7%
・40代=4.1%
・50代=8.3%
・60代=16.6%
・70代=33.8%
・80歳以上=30.4%


つまり、今回の給付の対象のうち、70歳
以上の割合が全体の64.2%になります。


ただ、それだけ高齢者世帯が生活に困窮
していることになります。(金融資産の
ある高齢者は別ですが、ただ、そんな高
齢者がどれほどいるのでしょうか?)


3万円で、その困窮が解消されるとは思え
ませんが、高齢者支援を批判するという
ことは、いつか、自分が行く道を批判す
るということになります。


天に唾すれば、引力で、自分に帰ってく
るのと同じです。


人生は、最後までどうなるか分かりませ
ん。


自分が高齢者となった時に生活困窮者に
なることもありうると考えるべきだと思
います。