壽々の雑記帳

観劇のコメントや日々の出来事・時事問題などについて綴ります。

これは、イイ!!月組公演『ゴールデンリバティ』観劇コメント。

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


昨日は、月組公演『ゴールデン・リバテ
ィ』『フェニックス・ライジング』のJ
CB貸切公演を観に、宝塚大劇場まで遠征
してきました。


席は、2階席6列目の右ブロックの中央付
近でした。


客席降りは、下級生が2階席にも来てくれ
るのですが、丁度、真後ろなので、ゴー
ルドスティックの方に専念する事にしま
した。


なお、ゴールドスティックを買うのに、
20分待ちという情報があったので、キャ
トレーヴ・オンラインで注文したハズな
のですが、どこで間違ったのか、一向に
届かず、注文履歴にも載っていませんで
した。


仕方がなく、現地で買うことにしたので
すが、早めに着いたせいか、キャトルレ
ーヴはガラガラで、すぐ、買えましたし、
劇場内でも売っています。


で、今回は、お芝居の方『ゴールデン・
リバティ』についてコメントします。

これは、『エンジェリックライ』以上に
ネタバレしては、面白さが半減してしま
う作品だと思うのですが、結構、ネタバ
レしている感想があるので要注意です。


そして、これは何と「西部劇」です。


どうも、「西部劇」なるものを観たこと
がない世代がいるみたいです。(「歌劇」
座談会より)


確かに、最近、「西部劇」の映画を観た
のは、『ジャンゴ 繋がれざる者』くらい
かなとは思います。


何となく、日本で「時代劇」が制作され
なくなったのと似たようなものではない
かと思うのですが……。


それと、宝塚歌劇の主な観客の女性にと
って「西部劇」を観て、テンションが上
がるのか?という問題もあるように思い
ます。


その辺が、他の方(女性)の感想を読ん
でみると強く感じます。


また、この作品には、西部劇に対するオ
マージュみたいな所があるので、それが
分からないと、ちょっと、この話はどう
かな?という感じは、あるように思いま
す。


まずは、とりあえず、ストーリー紹介で
す。
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 19世紀後半、アメリカ。
 鉄道駅に多数の店舗を構えるレストラ
ン「カーヴィー・ハウス」。西海岸への
初進出を果たした支店に、無法者たちが
押し入ってくる。騒ぎを止めるべく呼ば
れた保安官のライマン(風間柚乃)は、
何故か一人のウェイターに銃を突きつけ
る……その男こそ、彼らの目的である、
列車強盗団・ワイルドバンチの生き残り
のジェシー・サンダー(鳳月杏)だった。
ジェシーはライマンから列車強盗の計画
にスカウトされる。彼は強盗団の壊滅と
共に盗みからは足を洗っていたが、自身
の逃れられない宿命を受け入れ、計画に
加わることに。


 深夜、停車中の列車を襲うジェシーた
ち。しかし、騎兵隊に騎兵隊に気付かれ
てしまい、たちまち車内は弾丸飛び交う
銃撃戦に。ジェシーは成り行きで急行員
(大楠てら)の手伝いをしていた少年を
助け、通り掛かったサーカス列車へ二人
で飛び乗る。この時、ライマンも後を追
って、同じ列車へと乗り移っていた。彼
の本当の狙いは金貨ではなく、少年が肌
身離さず持っている鞄……年代物の古い
外交行嚢だった。ジェシーは少年から目
を離さないよう、ライマンに指示される。


 列車は興行地のヒル・バレーへと到着。
そこで少年が実は女性(天紫珠李)だと
判明する。出演予定の曲撃師と勘違いさ
れた二人はサーカス団で活動することに
なるが……。


 女性はなぜ変装していたのか?そして
外交行嚢の中には一体何が入っているの
か?次々迫る危機に立ち向かううち、次
第に惹かれ合う二人。
 やがて、ジェシーは国家絡みの大きな
陰謀に巻き込まれて行くー。
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で、「女性はなぜ変装していたのか?そ
して外交行嚢の中には一体何が入ってい
るのか?」という謎が、この物語の重要
な要素であり、それが、次第に分かって
いくというのが、この作品の面白い所だ
と思うのですが、その女性の正体をブロ
グでバラしてしまうっていうのは、やは
り、いかがなものかなと思います。


無法者、保安官、ガンマン、列車強盗、
サーカス団での曲撃ち、ガンマン同士の
決闘などと、「西部劇」好きならテンシ
ョン上げ捲りという内容なんですが、ど
うも、この作品の評価が高いのはそこじ
ゃないようで……。


とにかく、冒頭の保安官が無法者にでは
なくて、ウェイターに銃を突きつける所
でオヤ?となって、そこから、列車強盗、
サーカス団への加入と中だるみすること
なく、サクサクと物語が展開するので、
観ていて物語に次第に引き込まれていき
ます。


大野拓史氏演出の作品には、???とな
るものもあるのですが、「西部劇で受け
るのか?」はともかく、今回の作品は良
作と言っていいのではないでしょうか?