壽々の雑記帳

観劇のコメントや日々の出来事・時事問題などについて綴ります。

日本の天皇が男系でなければならないのは、性染色体が理由か?②(シニア雑記)

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


珍説を見つけました。


天皇が男系でなければならないのは、
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人間の性染色体は男性がXY、女性がXX
である。そこで父親(つまり天皇)の血
がその子孫に受け継がれ続けるにはその
子が男性である事が必要になってくる。
子が女性であった場合、その子の性染色
体はXXであるから、子の世代までには父
親(天皇)の遺伝子が含まれるが、孫の
代ではそれは必ずしも言えない。しかし
子が男性の場合、必ずY染色体が含まれる
ため天皇の血が脈々と受け継がれること
になる。
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からだそうです。


でも、現代ならともかく、昔の日本人が
性染色体なんてことをどうやって知った
んでしょうね?


こちらも同様ですが、
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ヒトの場合、遺伝情報を伝達するための
染色体の本数は23組、46本存在します。
その23番目の染色体のことを「性染色体」
と呼びます。この性染色体が「XX」型な
らば女子として生まれ、「XY」型ならば
男子として生まれます。


「X染色体」は男子も女子も持っています
が、「Y染色体」は男子しか持っていませ
ん。つまり「Y染色体」は父親からしか受
け継ぐことができないわけです。


日本の天皇の系譜は、世界で最も長く続
いている王朝であるとよく言われます。
天皇家が「万世一系(皇統が永久に続く
こと)」と呼ばれるのも、「世界最長の
王朝」と言われるのも、神武天皇の時代
から「男系天皇」を継続してきたからに
ほかなりません。
この意味では日本の天皇家は「Y染色体」
を連綿と受け継いでいる血統である、と
言えるでしょう。
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どちらかというと、結果としてそうなっ
たというニュアンスです。


ただ、この説によると、「男系天皇」を
継続してきたから、「世界最長の王朝」
となったように読み取れますが、蒙古襲
来という歴史的事実を見落としているよ
うに思われます。


もし、蒙古に日本が負けていれば、現在
の天皇家なんてものは、滅亡していた可
能性があります。


「世界最長の王朝」は、日本が島国であ
って、蒙古以外にはどこの国も侵略しに
こなかったという幸運の賜物でしかあり
ません。


③へ続きます。