壽々の雑記帳

観劇のコメントや日々の出来事・時事問題などについて綴ります。

歌が下手だという理由で、組替えをするということはないと思う。

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


「宝塚歌劇団」は、「合唱団」ではあり
ません。


「合唱団」であれば、歌の上手い人を集
めれば済むでしょう。


しかし、「宝塚劇団」だから、歌が上
手くなければいけないというのであれば、
宝塚音楽学校の入学試験で、歌の上手い
人だけを合格にすればいい話です。


宝塚音楽学校がそうしないのは、「宝塚
団」だからです。


つまり、「歌」だけでなく「劇」もする
のが「宝塚歌劇団」です。(つまり、ミ
ュージカルを上演するのが、「宝塚歌劇
団」です)


外部公演(「劇団」を除く)であれば、
オーディションなどにより、その役に適
した人を選ぶことができます。


しかし、「宝塚歌劇団」は、自前の劇団
員だけで芝居を上演できなければなりま
せん。


ですから、色んなタイプの人が必要にな
ります。


また、「宝塚歌劇団」には、「卒業」と
いうシステムがあります。


この「卒業」に向けて、劇団員を育てな
がら、舞台を作り上げていくというのが
「宝塚歌劇団」のシステムです。


その中に組み込まれているのが、組替え
というシステムです。


したがって、歌の下手な人を、それが理
由で組替えするということは、「宝塚歌
劇団」は、絶対にやりません。