これは、見応えあり!!劇団☆新感線『阿修羅城の瞳2003』!!(内容紹介&コメント)
今晩は、壽々(じゅじゅ)です。
順番が逆になってしまいましたが、こち
らが先で、星組公演配役予想↓が後です。
私が観たのは、2003年に劇団☆新感線で
上演された舞台を撮影し、2015年に映画
館で上映されたもの(ゲキ✕シネと呼ん
でいます)をBlu-rayに収録したものです。
なお、今年の3月に全国各地の映画館で
上映されるようですので、ご興味のある
方は、映画館へ。
さて、こんなストーリーです。
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時に文化文政。巨大都市江戸。
一見平和そうに見えるその裏で、人と鬼
との激しい戦いが繰り広げられていた。
江戸の闇から魔を祓うために組織された
特務機関“鬼御門(おにみかど)”
病葉出門(わくらばいずも・市川染五郎)
は、そこで“鬼殺し”と恐れられる腕利き
の魔事師だったが、五年前のある事件を
境にそれまでの一切を捨て、今では鶴屋
南北一座に弟子入りしていた。
が、謎の女つばき(天海祐希)との出会い
が、彼の運命を狂わせた。
なぜか鬼御門に追われるつばきは彼に、
「自分の過去を探してくれ」と頼む。彼
女の瞳の奥に宿る何物かに惹かれていく
出門。執拗につばきを追う鬼御門の先頭
に、出門と兄弟同様に育った安倍邪空
(あべのじゃくう・伊原剛志)がいた。
鬼御門の頭領十三代安倍晴明を奸計には
めて葬った邪空。
が、彼は更なる力を求めて、鬼を率いる
美形の妖かし美惨(びざん・夏木マリ)と
手を組み、彼らの前に立ちはだかる。
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主な配役については、↑の記事に書いて
あります。
どうやって撮影したのかと思うほど、舞
台の迫力をそのまま再現した臨場感溢れ
た作品になっています。
宮沢りえさんつばき役の映画版と比べる
と、天海祐希さんつばき役の舞台版は、
かなり、コメディ要素満載です。
特に、桜姫(安倍晴明の娘)と祓刀斎
(刀鍛冶)とニセモノ(影武者)の安倍
晴明が登場する場面は、コメディそのも
のです。
一方で、映画版は、この3人が登場しな
いこともあって、コメディ要素薄めにな
っています。
ただ、この3人を登場させて、なお、ミ
ュージカルにするとなると、宝塚星組公
演では、尺が足りません。
舞台版は、全部で174分あります。
この3人の登場場面は、カットされる可
能性もあると思います。
やはり、市川染五郎さんと天海祐希さん
の演技は、見応えがあります。
さすがです。
どちらも長身なので、立ち姿が綺麗です。
天海祐希さんが歌うというのも(現役時
代を除いて)、余り観たことがないので、
新鮮でした。
この舞台版から予想すると、宝塚星組公
演のつばき役は、男役でも良さそうに思
います。殺陣もあるので……。
美惨役の夏木マリさんの怪演振りが見事
です。
脇役陣の演技がしっかりしているから、
主役とヒロインがより一層、引き立って
いるのだと思います。
市川染五郎さんの病葉出門と伊原剛志さ
んの安倍邪空が対決する場面は、舞台と
は思えないほど、迫力満点です。
まさしく、「本格的なアクションとスピ
ード感あふれる殺陣」です。(劇団☆新
感線のHPより)
さすがに、この迫力を宝塚に求めるのは
無理なので、怪我をしないように程々に。
なお、「いのうえ歌舞伎」というように
歌舞伎要素があるのですが、この辺は、
宝塚星組公演では、どうするんでしょう
ね?
「東海道四谷怪談」の場面は外せないよ
うに思うのですが……。
余り書くと、多分、ネタバレになるので、
この辺で。