壽々の雑記帳

観劇のコメントや日々の出来事・時事問題などについて綴ります。

これは、一体何だ?宙組公演『宝塚110年の恋のうた』ライブ中継③ーコメント

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


今回は、宙組宝塚大劇場公演千秋楽ライ
ブ中継から、ショーの『宝塚110年の恋
のうた』の方のコメントです。


日本物のショーということで、日本物の
ショーは、久し振りだなと思いながら、
華やかなショーを期待していたのですが、
完全に裏切られました。


華やかなことは、確かに華やかです。


そのまま、普通に華やかなショーで良か
ったのにと思ってしまいました。


さすが、大野拓史氏です。


完全に期待を裏切ってくれました。


百人一首の撰者の藤原定家(芹香斗亜さ
ん)を主人公に、その想い人の式子内親
王(春乃さくらさん)をヒロインにする
のまではいいいです。


作品の中に、宝塚歌劇110年の作品の恋
の歌を入れるっていうのも、本来の趣旨
に沿っているので、構いません。(殆ど
知らない曲ばかりでしたが……。)


ただ、歌を詠まなくなった藤原定家に対
して、歌を詠ませようとして、八千代
(桜木みなとさん)や衣通姫(京三紗さ
ん)が出現して、藤原定家を宝塚110年
の世界に連れていくという設定が、なん
か、無理過ぎて、観ていて、唖然として
しまいました。


しかも、八千代(春日野八千代なんだそ
うです)と衣通姫のコンビが、どうにも
スベっていて(「歌劇」の座談会には、
「砕けていて」と書いてありますが、砕
け過ぎです)、作品全体の雰囲気をぶち
壊していきます。


演出家の大野拓史氏には、『白鷺の城』
に続いて、日本物のショーには、不向き
だなと感じさせてくれた作品でした。


ただ、他の方の感想を読むと、結構、評
価が高いので、私とは合わないってだけ
かも知れませんが……。