宝塚の男役スターが女役をやるということについての疑問。
今晩は、壽々(じゅじゅ)です。
宝塚の男役スターが女役を演じるという
のは、よくあることです。
最近では、宙組の瑠風輝さんが、女役を
演じていました。
私は男性ですから、男性目線で宝塚を観
ています。
ですので、例え、男役スターであっても、
中身は女性だと思いながら観ていること
になります。
従って、男役スターが女役をやることに
ついては、何の違和感もありません。
女役になると、こんな感じになるんだ、
くらいの感じです。
一方で、女性客にとっては、どうでしょ
う。
女性客は、現実にはいない理想の男性像
ー虚構の存在として、男役スターを見て
いるはずです。
男役スターが素敵♡だから、宝塚を観に
行く。
そうであるはずなのに、男役スターが女
役をやることについての批判意見は、ほ
とんど目にしたことがありません。
むしろ、好意的なくらいです。
「たまに」だからいい、ということなの
でしょうか?
ところで、「男役10年」という言葉をよ
く目にします。
女性が「男の役」をやる、しかも、女性
にとって理想の男性になる訳ですから、
10年はかかる、ということなのでしょう。
今年から、「改革」とやらで、本公演の
年間の公演数が9公演から8公演に減らさ
れました。
つまり、同じ年数在団しても、出演でき
る本公演の数は減ることになります。
「男役10年」が「男役8-9年」になりかね
ないです。
そんな状況の中で、男役スターが女役を
演じることに、一体、どんな意味がある
のでしょうか?
もし、何らかの意味があるのであれば、
男役スターの全てが女役をやるという訳
ではないということを、どう説明するの
でしょうか?
一方で、男役スターが女役をやるという
ことは、娘役の役を奪うことになります。
どうしても、その女役に合う娘役が、そ
の組にいないってこともあるかもしれま
せんが、それは、その演目自体がその組
に合っていないことになります。
男役スターを女役にしてまで、その演目
を上演したいって考える演出家の方が間
違っているような気がします。
で、暁千星さんがつばき役で、本当に良
かったのでしょうか?