台湾有事は日本有事か?(シニア雑記)
今晩は、壽々(じゅじゅ)です。
3月8日付配信の八重山日報では「台湾有
事は日本有事「肌身で」 憲法フォーラ
ムで住民避難議論」というタイトルの記
事が載っていました。
「台湾有事は日本有事」というのは、石
垣市の中山市長の報告の中に出て来る言
葉ですが、本当に「台湾有事は日本有事」
でしょうか?
例え、中国が台湾に軍事侵攻したとして
も、日本に台湾を守る義務はありません。
ただ、日本には米軍基地があります。
中国が日本の米軍基地を攻撃する可能性
はあるでしょう。
日本に米軍基地があるのは、日米安全保
障条約の第6条にその旨の規定があるた
めです。
しかし、アメリカ合衆国大統領トランプ
氏の最近の言動からすると、アメリカ合
衆国がこの条約に従い、日本を守ってく
れるという保証はどこにもありません。
そうであるならば、米軍基地は、日本に
とってリスクでしかなく、日本は自分自
身の力で自国を守らねばならないことに
なると思われます。
条約第10条に「いずれの締約国も、他方
の締約国に対しこの条約を終了させる意
思を通告することができ、その場合には、
この条約は、そのような通告が行なわれ
た後一年で終了する。」という規定があ
るので、1年前に通告して、この条約を破
棄すれば済むことです。
日本が中国と敵対する理由は何もありま
せん。
むしろ、アメリカ合衆国に軍事面で協力
する方がリスクがあると言えるでしょう。
本当に日米安全保障条約が、日本の安全
にとって必要なものであるかどうか、沖
縄の米軍基地は必要なものか、再考すべ
きだと考えます。