壽々の雑記帳

観劇のコメントや日々の出来事・時事問題などについて綴ります。

月組全国ツアー公演愛知公演を観劇しました。

今日は、壽々(じゅじゅ)です。

昨日は、月組全国ツアー公演『花の業平』

『PHOENIX RISING』愛知公演を観劇に

刈谷市総合文化センター アイリスへ行っ

てきました。


席は、1階席の25列目と舞台がかなり遠

く、舞台上の人物が、豆粒というより米

粒程度でした。


ただ、横が通路だったのと、傾斜がかな

りあったので、舞台は、良く見えました。


ショーの方のコメントは、大劇場公演の

観劇の時に書いたので、今回は、お芝居

の『花の業平』の方のコメントです。


まず、公演プログラムからストーリー紹

介です。(長いので一部省略)

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 平安初期、京の都に従五位下、左近衛

将監に蔵人を兼ねる在原業平(鳳月杏)

という公達がいた。歌才に優れ、眉目秀

麗の誉れ高く、その上武勇にも長じ、総

じて自由闊達で雅びな、当代随一の貴公

子であった。


 業平の祖父は平城天皇、父母も皇族と

いう出生だが、さほど身分が高くないの

は当時の宮廷には藤原氏の権勢がはびこ

っており、他の氏族の出世はかなり押さ

えられたものになっていたからだった。

中でも太政大臣藤原良房(英かおと)は

帝の祖父にもあたり、政治の実権はほと

んどこの良房が握っていた。


 ある年の春、宮中では花の宴が催され

ていた。業平はそこで美貌の姫高子(天

紫珠李)に出会う。高子は良房の養女で

あり、良房はこの天覧の舞に高子を加わ

らせ、今上帝(清和)の女御にあげて皇

子をもうけさせ、藤原の勢力を一層強大

なものにしようとしていたのである。


 父の下心を悟っている高子は、その計

画に同調する兄基経(風間柚乃)の圧力

も振り切って、花の舞に加わることを拒

もうとする。そんな高子を間近で見た業

平は、誇り高く才気煥発で、その上朧た

けた雰囲気を持つ高子に心惹かれる。そ

して高子もまた、噂に聞くよりも精悍で

包み込むような優しさを持つ業平の貴公

子振りに心を寄せる。


 除目の日、内裏では、藤原氏一門の昇

進人事に貴族たちの不満が渦巻いていた。

業平も、友人の安倍清行(夢奈瑠音)と

共に人事の成り行きを見守っていた。そ

こへ、高子が叔母にあたる太皇太后順子

(梨花ますみ)の用事で宮中を訪ねる。

業平と高子の二度目の出会いであった。

業平は何としても今一度逢う気持ちを押

さえきれず、高子が身を寄せる順子の邸、

五条第に忍び入ることを高子に約束する。


 以来業平は溢れる想いを押さえきれず、

幾度となく五条第を訪れていた。高子の

乳母である吉野(白雪さち花)は二人の

逢瀬が良房や基経に知られることを恐れ

るが、順子は良房に知られるまではと、

若い二人を見守っていた。


 良房の弟である良相(柊木絢斗)の

娘多美子(羽音みか)が入内することと

なった。良房と基経は、業平とのことが

原因で高子の入内が遅れたことを口惜し

く思う。そして、今後一切業平を高子に

近付けないために、高子を五条第から一

条の良房の邸に移してしまう。


(中略)


 高子が宮中の奥深い帳に入ってしまう

……。今を逃してはと、仕度の為に一旦

五条第に戻って来た高子のもとへ業平は

駆け付ける。そして、高子をさらって、

長岡へ、そして春日野へ逃げようと考え

る。


 五条第を抜け出し、やがて芥川まで辿

り着いた二人に、基経の追手が迫る……。

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うん、知っている、この話。


月組公演『応天の門』に出て来たから。


多美子入内の話ももでてきました。(た

だし、駆け落ちの話は過去の話として)


そして、メインキャストの、業平=鳳月

杏、高子=天紫珠李、基経=風間柚乃も

一緒です。


まるで、「応天の門」の一部詳細版を観

ているような感じがしました。


日本物で時代が平安時代ですので、衣装

が綺麗です。


そして、鳳月杏さんの美しさと格好良さ。

「応天の門」の業平の印象とは大分違い

ます。


そして、星組の礼真琴さんの圧巻の歌い

方とは違いますが、鳳月杏さんの歌もか

なり上手いと思いました。


天紫珠李さんもトップ娘役という雰囲気

が大分しっかりと備わってきたように感

じました。


もう、古くなった作品の再演ですが、未

だに色褪せない佳作だと思います。


さて、月組は2番手は風間柚乃さん確定

ですので、やはり、3番手は誰だ?でしょ

うね。