星組公演『阿修羅城の瞳』ー2回目観劇・出演者コメント①
今晩は、壽々(じゅじゅ)です。
前回の記事↓の続きになります。
①があって、②がないという……。
で、今回は、出演者評になります。
礼真琴さんと暁千星さんについては、↑
に書いたので、安倍邪空役の極美慎さん
からになります。
新感線版に合わせて、頭ツンツンにして
いますが、極美慎さんの顔が小さいので、
髪型ばかりが目立っていました。
ここは、無理して新感線版に合わせなく
ても良かったのではないかと思います。
また、安倍邪空にしては、極美慎さんの
邪空は、少し、軽いような……。
病葉出門の敵役なのですから、もう少し、
敵役らしくないと、病葉出門の方が引き
立ちません。
そうしてみると、やはり、安倍邪空役は
2番手の暁千星さんの方が良かったのでは
ないかと思います。
役替わりなんてことをやってみても良か
ったかもしれないですね。
また、演出で、後半部分をかなり端折っ
たということもあると思います。
安倍邪空の病葉出門に対する執念みたい
なものが新感線版と比べると薄くなって
しまいました。
そこは、極美慎さんの所為ではないだけ
に、残念に思えました。
次は、美惨役の小桜ほのかさんです。
かなり期待していたのですが、新感線版
の夏木マリさんの美惨に比べると、大分
影の薄い美惨になってしまいました。
鬼達を率いて、阿修羅覚醒を目指すとい
う役ですので、もう少し、濃いキャラで
あっても良かったのではないかと思いま
す。
次は、桜姫役の詩ちづるさんです。
さすが次期トップ娘役だけあって、存在
感のある桜姫になっていました。
この作品のコメディ部分は、ほとんど、
桜姫が持って行ったという……。
病葉出門の人形を持っているというのも、
誰が考えたのか、良かったと思いました。
ただ、肩から下げたバズーカ砲みたいな
物は、新感線版では、鬼に対して使うの
ですが、結局、使わなかったので、何の
ために持たせたのかが不思議です。
出門が「妖気」なんて失礼な事を言って
ましたが、ちょっと、可愛らしい桜姫に
なっていました。
詩ちづるさんが本公演でも"闇のつばき"
=阿修羅でも良かったのではないか、と
思います。
新人公演では、どんな感じだったんでし
ょうね?配信観るつもりでいます。
②へ続きます。