星組公演『阿修羅城の瞳』ー2回目観劇・出演者コメント②
今晩は、壽々(じゅじゅ)です。
今度は、ちゃんと①↓の続きです。
まず、最初は、鶴屋南北役の美稀千種さ
んです。
初めの方の場面では、病葉出門(礼真琴
さん)のアイディアで、夏の興行の「東
海道四谷怪談」を冬の興行である「仮名
手本忠臣蔵」に取り入れるというという
ことにして、その後、座員と一緒にマイ
クスタンドで歌うという、結構、長い間、
出番があるのですが、鶴屋南北も後半の
大幅カットのために、その狂言に対する
業・執念みたいな肝心の部分はなくなっ
てしまいました。
まあ、さすがに組長さん。鶴屋南北がよ
く似合ってはいましたけどね。
次は、安倍晴明役のひろ香祐さん。
ひろ香祐さんが安倍晴明役ということで、
安倍晴明もどき(安倍晴明の影武者)の
出番を期待していたのですが、残念なが
ら安倍晴明もどきは星組公演では現れず、
本物の安倍晴明役になってしまいました。
で、コメディ部分は詩ちづるの桜姫に押
し付けたような形になってしまったのは、
残念としか言い様がないです。
ってことは、安倍邪空が斬ったのは、影
武者の安倍晴明ってこと?
なんとなく、話の辻褄があわないような
……。
本物の安倍晴明に勝てるのは、病葉出門
と安倍邪空だけという程で、影武者だっ
たら安倍邪空は気づくはずなんですが。
次は、笑死役の瑠璃花夏さん。
出番も結構あって、歌も演技も上手く、
役としては美味しい役だと思うのですが、
残念ながら、詩ちづるさんに追い抜かれ
て、別格娘役になってしまったような……。
③へ続きます。