どっちが面白い?星組公演『阿修羅城の瞳』VS.雪組公演『ROBIN THE HERO』。
今晩は、壽々(じゅじゅ)です。
アンケートをするつもりもないですが、
このままだと星組公演『阿修羅城の瞳』
が勝ちそうです。
星組人気、特に、礼真琴さん人気も加わ
って、『阿修羅城の瞳』の圧勝になりそ
うです。
そこで、演目を入れ替えてみます。
雪組公演『阿修羅城の瞳』VS.星組公演
『ROBIN THE HERO』です。
つまり、病葉出門を朝美絢さんが、ロビ
ン・フッドを礼真琴さんが演じるのです。
(夢白あやさんの阿修羅も観たい気はし
ますが)
大分、差は縮まりそうですが、それでも、
「作品が面白い」という点では、『阿修
羅城の瞳』が上回るのではないでしょう
か?
『阿修羅城の瞳』の原作は、劇団☆新感
線の舞台です。
一方、『ROBIN THE HERO』は、「宝
塚歌劇団」の演出家である斎藤吉正氏の
オリジナル新作です。
つまり、宝塚歌劇団の演出家によるオリ
ジナル作品よりも外部作品を潤色した作
品の方が面白いことになります。
「宝塚ファン」は、宝塚歌劇団の作品し
か観に行かないという人が結構多いよう
に思われます。
それだけ、宝塚の公演にお金も時間も注
ぎ込んでいる人が多いのだと思います。
今、宝塚大劇場・東京宝塚劇場で上演さ
れる公演は、年8公演です。
つまり、年に8作しか上演されないという
ことになります。
そこから、海外ミュージカルを除くと、
更に少なくなります。
「宝塚一筋」の人には、それだけしか選
択肢がないということになります。
今年1年間で、宝塚大劇場・東京宝塚劇場
で上演される作品で、再演されるという
オリジナル新作は、一体、どれくらいあ
るのでしょうか?
昔の作品は良かったと言っている訳では
ありません。
ただ、また、再演して欲しいと観客が思
えるような作品を「宝塚歌劇団」の演出
家には作って欲しい、外部の作品にも負
けないような作品を作って欲しい、そう
思います。
「まあまあ面白かった」「それなりに楽
しめた」は、決して誉め言葉ではありま
せん。
残念ながら、雪組公演『ROBIN THE HE
RO』は、そっちの部類に入る作品です。
「宝塚歌劇団」の演出家の奮起を願うば
かりです。