雪組公演『ROBIN THE HERO』に感じた違和感??
今晩は、壽々(じゅじゅ)です。
雪組公演『ROBIN THE HERO』も、明
後日が東京宝塚劇場公演千秋楽!!
で、この公演を観劇していて、私が違和
感を感じた場面があります。
それは、夢白あやさんの演じるマリアン
が、朝美絢さん演じるロビンが逮捕され
た時に言う「イスラム教を信じる反逆者
だったの?」というセリフです。
ただ、何で違和感を感じるのかが分かり
ませんでした。
ようやく分かったのは、「反逆者」の部
分です。
まず、イングランドのリチャード国王に
反逆してメリットのある人物は誰かとい
うことです。
王弟ジョンとその一派は、敵であるセル
ジュークと組んで、リチャードを殺すこ
とができれば、ジョンがリチャードに代
わってイングランド国王になれるという
メリットがあります。
一方、反逆者とされたロクスレイ卿はど
うでしょうか?
一介のノッティンガムの荘園の領主が敵
軍であるセルジュークと通じて国王リチ
ャードを殺しても、何のメリットもあり
そうにないです。
むしろ、イングランドに残っている息子
のロビンに危害が及ぶだけで、デメリッ
トの方が大きいといえるでしょう。
事実、物語では、ロビンも反逆者として
投獄されてしまいます。
なんで、こんな設定にしたのかは分かり
ませんが、まあ、斎藤吉正氏は、それで
もいいと思ったんでしょうね、きっと。