株式会社になったら、トップ人事はどこが決めるんだろう?
今晩は、壽々(じゅじゅ)です。
「宝塚歌劇団」が株式会社になって、最
初の株主総会が昨日の7月1日に開催され
たそうです。
株主総会と言っても、一人株主ですから
ね(阪急電鉄が100%の株式を保有)。
どんな総会をやったのやら。
当然、反対株主なんていませんから、無
事、村上元理事長が代表取締役社長に選
任されました。
ところで、「宝塚歌劇団」が株式会社に
なったら、どこがトップ人事を決める事
になるのでしょうか?
今までは、多分、理事会で決議して、最
終的に理事長が承認していたのだと思い
ます。
会社法362条4項には、「支配人その他の
重要な使用人の選任及び解任」は取締役
会の決議事項だとしています。
そして、今回の一連の改革で劇団と劇団
員との間の契約は専科を除いて、雇用契
約になりました。
つまり、トップとの契約も雇用契約にな
り、トップも劇団の使用人ということに
なります。
トップが「重要な使用人」と言えるかど
うかが問題ですが、おそらく、重要な使
用人になるのではないかと思います。
また、「重要な使用人」ではないとして
も、「宝塚歌劇団」にとっては、重要な
事項ですので、取締役会の決議事項にす
ることが考えられます。
そうすると、トップ人事も過半数が社外
出身者である取締役会が決めるってこと
になりそうですが……。