妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

宙組宝塚大劇場公演『Capricciosa!!』2回目観劇感想

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


先一昨日(9月22日)は、宙組宝塚大劇
場公演『HiGH&LOW』『Capricciosa!!』
の2回目観劇に宝塚大劇場まで遠征して
きました。


別の記事に書きましたが、1日違いで台
風の影響を受けなくて、本当に良かった
です。


前回は、2階4列目でしたが、今回は、ロ
ーソンチケット貸切公演で、1階13列目。
お芝居の方でローソンネタを一杯やって
いました。


前回、お芝居の方の記事を書いたので、
今回は、ショーの方の感想です。


観劇の前日に星組全国ツアー公演のライ
ブ中継を観ていますので、同じ藤井大介
氏演出のショーを2日連続で観たことに
なります。


どちらも藤井大介氏らしいショーで素晴
らしいのですが、『Gran Cantante!!』が
いかにもスペイン、というショーだった
のに対して、『Capricciosa!!』の方がイ
タリアらしさが余り感じられなかったの
は、衣裳のせいでしょうか?
男役さんのスーツ姿が多かったように思
います。
それでも、なんとか、イタリア感を出す
ような演出にはなっています。


まず、オープニングは、銀橋に芹香斗亜
さんを中心に宙組生がずらりと並びます。
いわゆる「チョンパ」で始まります。
このオープニングは良かったと思います。
芹香斗亜さんが緑色の衣裳、他の宙組生
は赤い衣裳で、男役さんはサングラス。
その後、舞台中央奥に白のストライプの
スーツにサングラス、白のハットを被っ
た真風涼帆さんと緑色の衣裳の潤花さん
が登場します。
全員揃うと、緑・白・赤のイタリア国旗
の三色旗になります。


1回目観た時は、真風さんの帽子(ボル
サリーノ?)の大きさとサングラスの色
の濃さ(色が少し薄い)が気になりまし
たが、2回目の今回はあまり気になりま
せんでした。
変えたのか、私の印象が変わったのか?


で、主題歌「Capricciosa!!」を歌うので
すが、歌詞にナポリ・フィレンツェ・ミ
ラノ・ヴェネツィア・ローマのイタリア
各都市の名前が出てきて、無理矢理、イ
タリア感を出しています。(別に皮肉を
言っているわけではないのですが、そう
聞こえるので……。)


次の場面が一応、ナポリ。
曲がこれは私も知っているカンツォーネ
の「雨(La pioggia)」。
最初は、潤花さんを中心とした娘役さん
だけで、次に、男役も加わっての歌とダ
ンスのシーンになります。
曲がいいので、素敵な場面になっていま
す。


続いて、ヴェネツィアの場面。
やはり、ゴンドラが出てきて、ヴェネツ
ィア感を出していますが、曲がなぜか、
「エリーゼのために」。
桜木みなとさんがゴンドラに乗っていて、
女装です。
『Gran Cantante!!』でも瀬央ゆりあさん
と暁千星さんが女装していました。
ショーで男役に女装させるのが、宝塚は
好きですね。


次の場面がフィレンツェ。


まず、銀橋をレオナルド・ダ・ヴィンチ
(紫藤りゅうさん)、ミケランジェロ
(留依蒔世さん)、ラファエロ(鷹翔千
空さん)というイタリアを代表する芸術
家3人が歌いながら渡っていきます。


で、次の場面で衣裳が花柄の華やかなラ
テン風の衣装になるのですが、これが、
フィレンツェでしょうか?
行ったことも写真も余り見たことがない
ので、よく分からないのですが、あの衣
裳でフィレンツェ、ということになるの
でしょうか?
まあ、とにかく華やかな場面であること
は、間違いないです。
曲は「2万4千回のキッス」だそうです。


次は、ミラノ。
で、やはり「スカラ座」が出てきます。
ボックス席にいるのは、芹香斗亜さんと
潤花さん。舞台で上演中のオペラを観劇
しています。
舞台上は、オペラ歌手の桜木みなとさん
ともう一人娘役。
この娘役さんの歌が上手くて桜木みなと
さんが押されている感じです。
プログラムを見たら、春乃さくらさん。
今後、注目したいと思いますが、潤花さ
んと同期なので……。
この場面は、劇中劇?ショー中劇ですか。
潤花さんを巡って真風涼帆さんと芹香斗
亜さんが争うという何か意味深な場面。


次が、最後で首都ローマ。
「アリベデルチ・ローマ」という曲にな
り、真風さんは天に昇って?いきます。
残ったイタリアーノは大喜び、じゃない
か、元気に歌って踊ります。
この辺の衣裳がどうもイタリア感がない
ですね。


そして、フィナーレ。
中森明菜さんの「ミ・アモーレ」での歌
と華やかなダンスシーンになります。
そして、真風涼帆さんと潤花さんのデュ
エットダンス、パレードとなります。
エトワールは、退団する留依蒔世さんで
した。


全体として、「イタリア」というと?の
部分がありますが、さすが藤井大介氏、
手堅い演出です。


明日の千秋楽は、仕事を入れてしまって、
ライブ配信も観れないので、次回は、東京
宝塚劇場の千秋楽ライブ配信です。