妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

やっぱり素敵な天海祐希さん主演の『薔薇とサムライ2』ライブ中継を観ました~!!これは最高に面白い!!

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


昨日は、映画館へ、天海祐希さん主演の
劇団☆新感線42周年興行『薔薇とサムラ
イ2-海賊女王の帰還-』新橋演舞場公演
のライブ中継を観に行ってきました。
本当に最高に面白かったです。
前作は観ていませんが、それでも十分に
楽しめます。
そして、何よりも主演の天海祐希希さん
が素敵すぎます。


ということで、いつもの公演プログラム
からストーリーの紹介です。
(公演プログラムが立派で3,000円もし
ました~!!)


女海賊アンヌ・デ・アルワイダ(天海祐
希)が天下の大泥棒石川五右衛門(古田
新太)とともに、コルドニア王国の混乱
を収め、女王となって十数年。


ある日、医者で科学者のケッペル・レン
テス(栗根まこと)が滞在するデルソル
島を、コルドニアの軍勢が襲う!
訳あって島にいた五右衛門は軍勢を追い
払い、アンヌの真意を確かめるため、ケ
ッペルとコルドニアへ向かう。


そしてヨーロッパではソルバニアノッソ
王国の女王、マリア・グランデ(高田聖
子)が隣国ボスコーニュ公国を併合!
国王シャルル1世が海難事故で生死不明
の今、弟のラウル・ド・ボスコーニュ
(神尾楓珠)は、不利な条件での併合を
受け入れるしかなかった!


得意満面のマリアが主催する祝賀会にロ
ザリオ・イクシタニア(石田ニコル)と
出席したアンヌは、マリアに対して、我
らの自由を侵す者には決して屈さないと
宣言!!


一方、コルドニアに着いた五右衛門は、
かつての同業、ボルマン・ロードス(生
瀬勝久)と再会。デルソル島の一件が彼
の仕業と気づくが、その策にはまり、身
動きを封じられてしまう。


エリザベッタ(森奈みはる)、ベルナル
ド(西垣匠)、そしてマクシミリアン・
ド・ラブズブール(早乙女友貴)も巻き
込んで、事態は風雲急を告げる!
そしてアンヌに起きる予想外の事態とは
……!
アンヌと五右衛門の最強コンビ、ここに
完全復活!!
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ストレートプレイだと思っていたら、何
とミュージカルでした。
ですから、天海祐希さんの歌も聴けます。
さすがに上手いです。
女王ですから、女王の衣装(上が赤で下
が白)で登場し(途中で衣装が変わりま
すが)、王冠を付けているので、とても
素敵です。
冒頭に少しだけ、女海賊だった時の格好
も出てきます。
第2幕の冒頭では、第1幕の終わりで崖
から落ちて記憶を喪っているので、貴族
から盗んで貧しい人々に分け与える怪盗
紳士アルセーヌになって登場。
で、流れる曲がどこかで聴いたような…。
『エリザベート』の「最後のダンス」の
替え歌で「貴族のタンスは俺のもの」と
歌って大爆笑!!
その後は、何と黒燕尾になって登場!!
1曲歌って、退場時には「忘れた」と言
って客席に向かってウィンクして、投げ
キッスの大サービス。
天海祐希さんのファンにとっては、嬉し
い演出でした。
最後は、女王の座をロザリオに譲り、船
長となって(海賊船ではなくて、貿易船
です)五右衛門と一緒に船出していくと
いう再出発と世代交代の物語になってい
ます。


他の出演者も素晴らしかったです。
W主演になる五右衛門役の古田新太さん
は、さすがの貫禄。存在感が凄いです。


その五右衛門が謎の忍者になって、アン
ヌの危機を救う場面は、早乙女友貴さん
が演じているのですが、その立ち回りの
迫力が凄い!!
プロフィールに「代名詞となっている鮮
やかかつ洗練された唯一無二の殺陣」と
書いてあります。さすがです。


もう一人のコルドニアの騎士ベルナルド
役の西垣匠さんは元フェンシングの選手。


天海祐希さんも石田ニコルさんも剣を取
って戦います。
このアクションシーンが本当に素晴らし
いです。


そして、歌がみんな上手い!!
石田ニコルさんの歌は、どこで聴いたか
記憶がないのですが、相変わらずの歌唱
力です。
検索したら出てきました。明日海りおさ
ん主演の『マドモアゼル モーツァルト』
で、サリエリの愛人でオペラ歌手のカテ
リーナ役をやっていました。


これで結びつきましたね。
明日海りお→『マドモアゼル モーツァル
ト』→石田ニコル→『薔薇とサムライ2』
→天海祐希→研音→明日海りおです。


なお、柚希礼音さん主演の『FACTORY
GIRLS 〜私が描く物語〜』にも出演して
いるので、今回、3回目です。


他には、ラウル・ド・ボスコーニュ役の
神尾楓珠さんに注目です。
超イケメンです。
なのに、兄のシャルル1世(浦井健治)
の飼っている鷲を頭に乗せて登場の場面
は、ちょっと笑えます。
TVドラマや映画には多数出演のようです
が、舞台は2作目。
今後は、舞台でも活躍してくれることを
期待しています。


そして、所々にぶち込むギャグシーン。
中でも「ブルブルジュースの唄」は、作
品中何回か出てきますが、振り付けも面
白いですし、歌詞も面白いです。


最後に、公演プログラムにも載っていな
いシャルル1世役の浦井健治さん。
前作で登場していたようですが、今回は
映像だけで出演。
遭難事故に遭って、無事であることを弟
に手紙で知らせるのですが、「これから
歌います」のところで、弟に手紙をクシ
ャっとされて強制退場。
ちょっと気の毒過ぎて笑えます。


第1幕90分、休憩30分、第2幕90
分という長い作品ですが、その長さを感
じさせない内容でした。


前作がDVDで発売されているようですの
で、今回もDVD発売を期待しています。