妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

これは良かった~!!宙組公演『夢現の先に』ライブ配信を観ました!!

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


当選していたチケットが新型コロナで中
止になり、追加公演も抽選は落選、一般
発売は、当然のように瞬殺。
でも、ライブ配信があるのは、助かりま
す。本当は、生の舞台を観劇したかった
けど……。


まずは、通販で買った公演プログラムか
らストーリーを紹介します。
( )内の配役は、私が追記。
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 悪夢にうなされるのが日常となってい
た“僕”(鷹翔千空)。いつものように夢
を見て、いつもと同じ終わりを迎えよう
とした時、突然声が聞こえた。“彼”( 亜
音有星)は「明るい夢の世界へ行こう」
と僕を強引に暗い場所から連れ出してし
まう。
 あまりにも今まで自分がいた場所と違
いすぎて戸惑う僕だったが、彼はおかま
いなしに僕を連れ回す。そして、僕が密
かに想いを寄せる“彼女”(山吹ひばり)
に思いがけず再会するのだった。
 僕と彼女の出会いはある雨の夕方。土
砂降りの雨の中、傘も差さずに歩いてい
る僕を見かねて、彼女は赤い傘を貸して
くれたのだった。そんな彼女に一目惚れ
してしまった僕。彼女の職場の花屋に傘
を返しに行こう、と何度も思いながら、
その店に行くことすらできず1ヶ月も経
ってしまっていた。
 そんな奥手な僕に彼は彼女と距離を縮
める練習をしようと提案する。すっかり
彼のペースに巻き込まれた僕は夢の住人
や白い羊たちの力を借りながら真面目に
練習を重ね、現実世界でも練習の成果を
出そうと、彼女との距離を縮めるために
奮闘するのだった。そして夢の中で彼と
打ち解けた僕は現実世界でも彼に会いた
いと思うようになるが、彼は笑って誤魔
化すだけ。
 彼は一体何者なのか。なぜ僕は何度も
同じ夢を見るのか。夢と現が交差する中、
真面目に生きようともがく僕が辿り着く
先は……。
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さて、まだ、追加公演があるので、ネタ
バレは避けたいのですが、そうすると余
り書けることがなくて……。


ただ、話の途中から結末がほぼ見えて、
しかも、物語も特に奇抜でもなく、どこ
かで見たことのあるようなストーリー。
それでも、これだけ、面白くさせるのは、
このバウホール公演がバウホールデビュ
ー作となる演出家の生駒怜子氏の演出が
見事なことと、鷹翔千空さん、亜音有星
さん、山吹ひばりさんを始めとする宙組
若手メンバーの演技の素晴らしさによる
ものかと思います。


“彼女”の職場が花屋という設定も良かっ
たです。それがこの物語に彩を与えま
す。
そして、“僕”が土砂降りの天気予報だっ
たにも拘わらず、傘を差していなかった
理由が?でしたが、それがこの物語のキ
ーとなります。


演出の生駒怜子氏の今後に期待です。
それにしても、最近の若手の演出作品が
面白いのに、他の作品がイマイチなもの
が多いように感じるのですが……。