壽々の雑記帳

観劇のコメントや日々の出来事・時事問題などについて綴ります。

「家族の機能がおかしくなると、犯罪が増え、社会秩序も乱れる」か?(シニア雑記)

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


麗澤大学国際学部八木秀次教授の言葉だ

そうですが(7月3日付集英社オンライン

の記事による)、全体は

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「家族こそは世代を超えて文化を伝承し

ていく場所であり、次世代の国民を育て

る場所である。家族の機能がおかしくな

ると、犯罪が増え、社会秩序も乱れる。」

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です。


ただし、この論理でいうと、犯罪が増え

たとすると、その原因の一つは、「家族

の機能がおかしくな」ったからであり、

その犯罪者の家族に責任があるというこ

とになります。


「親の育て方が悪い」とか、そんな誹謗

中傷が家族に及ぶおそれがあります。


今、「家族」そのものが多様化してきて

います。


したがって、「家族」に求められる役割

も多様化していると言っていいでしょう。


その「家族」を「次世代の国民を育てる

場所」と決めつけること自体が、時代に

逆行していると言わざるを得ないでしょ

う。


で、この言葉は、選択的夫婦別姓制度に

反対する立場の人の、その主張の根拠の

文脈で取り上げられました。


そうだとすると、現在の「夫婦同姓制度」

を維持しようとすることは、個人をその

「家族」に縛りつけるものと言えるので

はないでしょうか。

株式会社になったら、トップ人事はどこが決めるんだろう?

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


「宝塚歌劇団」が株式会社になって、最

初の株主総会が昨日の7月1日に開催され

たそうです。


株主総会と言っても、一人株主ですから

ね(阪急電鉄が100%の株式を保有)。


どんな総会をやったのやら。


当然、反対株主なんていませんから、無

事、村上元理事長が代表取締役社長に選

任されました。


ところで、「宝塚歌劇団」が株式会社に

なったら、どこがトップ人事を決める事

になるのでしょうか?


今までは、多分、理事会で決議して、最

終的に理事長が承認していたのだと思い

ます。


会社法362条4項には、「支配人その他の

重要な使用人の選任及び解任」は取締役

会の決議事項だとしています。


そして、今回の一連の改革で劇団と劇団

員との間の契約は専科を除いて、雇用契

約になりました。


つまり、トップとの契約も雇用契約にな

り、トップも劇団の使用人ということに

なります。


トップが「重要な使用人」と言えるかど

うかが問題ですが、おそらく、重要な使

用人になるのではないかと思います。


また、「重要な使用人」ではないとして

も、「宝塚歌劇団」にとっては、重要な

事項ですので、取締役会の決議事項にす

ることが考えられます。


そうすると、トップ人事も過半数が社外

出身者である取締役会が決めるってこと

になりそうですが……。

予知夢とか予言とか……。(シニア雑記)

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


何だか、7月5日に大災害が来るって、大

騒ぎみたいですが、その情報源が予知夢

らしいです。


私は、予知夢も予言も霊能力も全く信じ

ないんですが、信じる人がいるんでしょ

うか?


それとも、面白がって、拡散する人がい

るのでしょうか?


かつて、「ノストラダムスの大予言」っ

ていうのがありましたが(私も本を買っ

て読んだことがありますが、バカじゃな

いかと思うような内容でした)、全くの

デマでしたね。


今回も、あり得ないと思うんですが、そ

れよりも、日本は地震大国ですから、い

つかは、大地震が来るって思って、それ

に備えている方が、よっぽどマシだと思

うんですけどね。

父と子、兄と弟の確執と葛藤を描いた秀作。宙組公演『ZORRO THE MUSICAL』.

今日は、壽々(じゅじゅ)です。


かつて、ヒーロー物といえば、ヒーロー

が悪い奴をやっつけるという単純な勧善

懲悪の物語がほとんどでした。


『ゾロ』の作品も同様で、ウォルトディ

ズニーのテレビドラマ『怪傑ゾロ』は、

ロサンゼルス地区のスペイン司政長官モ

ナステリオが悪政をしき、その為に住民

が苦しんでいること知ったディエゴが、

住民を救うために、覆面で顔を隠し、悪

党であるスペイン司政長官モナステリオ

と戦うというお話でした。


ところが、近年、ヴィラン(悪役、敵役)

にも、ヴィランとなった事情や理由があ

るのではないか、という作品が作られる

ようになってきました。


この宙組公演『ZORRO THE MUSICAL』

も、そのような作品の一つと考えてもい

いのではないかと思います。


そのために、敵役を赤の他人の司政長官

ではなく、ディエゴの兄のラモンにした

ということでしょう。


話は、それこそ10年前に遡ります。


少年時代のディエゴは、幼馴染のルイサ

に、街のヒーローを夢見ていることを話

します。


まだ、非力なディエゴをラモンは、軟弱

者呼ばわりし、自分が父・アレハンドロ

の後を継ぎ、市長になるのだと言います。


ところが、アレハンドロが後継者に指名

したのは、人に愛される素質を持つディ

エゴで、ラモンには強さがあるから、将

軍になることを勧めます。


ラモンは、父親に対して、「市長のディ

エゴの下で働けというのか」と言って怒

ります。


自分が父親から愛されていないと思いこ

んだラモンは、父親の「人に愛されよう

と思うなら、まず、人を愛することだ」

という言葉を無視し、「僕は愛されなく

てもいい」と捨て台詞を残して立ち去っ

ていきます。


そして、ラモンは、自分が秘かに想いを

寄せていたルイサがディエゴと仲良くし

ているのを目撃し、茫然とします。


誰にも愛されていないと思い込んだラモ

ンの心は、次第にダークサイドに堕ちて

いき、力こそ正義、(自分が作り上げた)

秩序を守ることこそが、自分に課せられ

た使命だと信じ込み、父であるアレハン

ドロを地下牢に幽閉し、自分が市長の座

に就き、民衆に対して圧政を行います。


それを知って、スペインから帰国したデ

ィエゴは、普段は、腑抜けなディエゴを

ラモンの前で演じながらも、人々の危機

には、覆面を付けた謎のヒーロー「ゾロ」

として、ラモンの前に立ち塞がります。


そして、最後に正体を明かして、ラモン

と一騎打ちをするディエゴ。


兄であるラモンに止めを刺すことに逡巡

しますが、ラモンがルイサに銃を向けた

ため、ラモンを殺してしまいます。


敵役を主人公のディエゴの兄であるラモ

ンとしたことで、単なる勧善懲悪の物語

ではなく、ラモンが何故、道を踏み外し

たのかが説明され、兄と戦うことを余儀

なくされたディエゴの心の葛藤が描かれ、

物語に厚みが出ていることが分かります。

成程、男性客多いんだ。花組公演『悪魔城ドラキュラ』。

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


今日は、酷暑の中、花組宝塚大劇場公演

を観劇に行ってきました。


前2回は、阪急交通社貸切公演での観劇

だったので、そんなに男性客が多いって

感じはなかったのですが、今回は「友の

会」で当選したチケット。


やっぱり、普段よりは、男性客多めでし

た。


ただ、何となくおっさんが多いって感じ。


おっさんに人気があるのか、このゲーム。


ファミコン時代からのゲームみたいだか

ら、そうなのかも知れないが。


なんか、コスプレみたいな恰好の人も

いました。


それと、左隣のおっさんが、こちらに、

はみ出してくるので、舞台に集中できな

いし、ここは、手拍子だろ、ってとこで

手拍子してないし。


もう、来なくていいよ。宝塚に。