妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

おや!?水美舞斗さんが月組全国ツアー公演『琥珀色の雨にぬれて』に出演だ!!

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


専科の水美舞斗さんが月組全国ツアー公
演『琥珀色の雨にぬれて』の出演者一覧
に載っていましたね。


トップの月城かなとさんが退団後の次期
月組トップの鳳月杏さんのお披露目公演
になります。


今度、月組2番手格になる風間柚乃さんが、
東上公演主演になる『BLUFF(ブラフ)』
の方に出演するので、2番手格の役にな
りそうです。ルイ・バランタンかな?


そのまま、月組に残ってもらっても構わ
ないのですが……。


ただ、そうすると、出演発表のない瀬央
ゆりあさんの方が、ますます、心配にな
ってきます。

『ベルサイユのばら50』の視聴券の販売が先着順???

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


今日、「チケットぴあ」から届いたメー
ルに思わず目を疑いました。


『ベルサイユのばら50』-半世紀の軌跡-
の視聴券の販売が先着順なんだそうです。
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『ベルサイユのばら50』-半世紀の軌跡- 
一般発売


<大阪公演>視聴券販売
発売日:2024年5月1日(水) 10:00
※先着順での販売。予定枚数終了次第、
受付終了となります。


【公演情報】
『ベルサイユのばら50』-半世紀の軌跡-
[原案・原作]池田理代子(「ベルサイユの
ばら」より) [監修]植田紳爾 [構成・演出]
谷正純 [音楽]吉田優子(音楽監督) [出演]
日向薫 / 紫苑ゆう / 涼風真世 / 一路真輝 /
 麻路さき / 稔幸 / 香寿たつき / 和央よう
か / 湖月わたる / 星奈優里 / 彩輝なお / 
朝海ひかる / 水夏希 / 白羽ゆり / 龍真咲 /
 未沙のえる / 緒月遠麻 / 彩凪翔 / 愛月ひ
かる / 他
公演日:2024年5月18日(土)
会場:PIA LIVE STREAM
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と書いてあります。


ライブ配信の視聴券が先着順というのは、
少なくとも、宝塚の公演では見たことが
ありません。


そもそも、先着順にする意味が分かりま
せん。


「ぴあ」は何を考えているのでしょうか?

「コンプライアンス」と「パワハラ」の勘違いについて②ー宝塚宙組問題!!

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


前回の続きです。


少し前に戻ります。
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「なのでね、
重要なのは、指摘する側、指摘される側、
あるいは糾弾する側、糾弾される側、
ちらにもモラルの高さと、透明性、公
性、正当性、真実性が要求されます。
そりゃそうですよね。
悪意があって、一方的に糾弾されたら、
道徳も倫理もあったもんじゃありません。」
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まず、「指摘される側、糾弾される側」
にモラルの高さがあって、法令や社会倫
理を遵守しているのであれば、そもそも、
指摘、糾弾されないのでは?


それで、指摘、糾弾されたら、それは、
何の根拠もない誹謗中傷になります。


一方で、指摘する側、糾弾する側に、
「モラルの高さと、透明性、公平性、正
当性、真実性が要求」されるのでしょう
か?


「モラルの高さと、透明性、公平性、正
当性、真実性」のすべてを備えないと、
指摘、糾弾してはいけないのでしょうか?


そもそも、「モラルの高い」人って、ど
んな人を指すのでしょうか?


皆さん、自分自身のことを「モラルが高
い」と思いますか?


次に移ります。
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「では実際の各企業で、どのような内容
が倫理的に、違反行為とされているのか
と言えば、


例えば


・情報漏洩
・サービス残業の常態化
・セクシャルハラスメント
・パワーハラスメント
・不適切なSNS利用
・不適切会計・会計不正
・支給品の不正利用 ……


と言った内容が多いですね。


今回の宝塚歌劇団の一連の騒動で考える
なら、


1.情報漏洩
2.サービス残業の常態化
3.パワーハラスメント


の三点ということになるでしょう。」
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明らかに間違っている部分があります。


赤字にした「サービス残業の常態化」
す。


「サービス残業」とは、割増賃金の支
払いを伴わない時間外労働や休日労働
のことです。


これは、労働基準法違反になります。
社会倫理違反ではなくて、「違法」にな
ります。


労働基準法第37条に違反し、6ヶ月以下
の懲役または30万円以下の罰金という刑
事罰が科されます。


宝塚歌劇団で問題になったのは、「サー
ビス残業」ではなく「過重労働」です。


宝塚歌劇団と劇団員との間の契約を「タ
レント契約」であることを前提とすれば、
劇団員は「個人事業主」ですから、残業
しても、残業代を支払う義務は、宝塚歌
劇団にはありません。


遺族側代理人が問題にしたのは、劇団員
の自殺の要因の一つである「過重労働」
なのです。


ですから、歌劇団は、遺族側との合意書
において「(7) 劇団が、被災者に対し、
死亡前直近1か月間において、過大な業
務量を課し、長時間業務を行わせたこと。」

を認め、謝罪したのです。
==================
次の「3のパワーハラスメントについて
は、遺族側弁護士から不問と回答されま
した。
会見で遺族側弁護士さんが、ごちゃごち
ゃ仰って、言い方にこだわってらっしゃ
いましたが、要するに、パワハラがあっ
たとしても、それが自殺に直接影響した
かどうかは、問えないと判断した訳です。」
==================
私は、歌劇団側の記者会見を見ていて、
遺族側代理人の記者会見は最後の方しか、
見ていないので、どういう状況で、どう
いう文脈の中で「不問」と言ったのかは、
分からないのですが、少なくとも、「パ
ワハラがあったとしても、それが自殺に
直接影響したかどうかは、問えないと判
断した訳」ではないと思います。


劇団側は「過重労働」については、早く
から認めていて、調査チームの調査報告
書に基づいて、記者会見で「証拠となる
ものをお見せいただけるよう提案したい」
と言って、炎上したのは「パワハラ」の
方です。


ですから、歌劇団側と遺族側との交渉が
「パワハラ」の有無を巡って、長引いた
のです。


歌劇団と遺族との合意書には、次のよう
に書かれています。
==================
(1) 阪急・劇団は、被災者に対し、長時
間の活動を余儀なくさせ過重な負担を生
じさせたこと、及び、劇団内において、
4に要旨記載のとおり、厚生労働省指針
(令和2年厚労省告示第5号)が示す
「職場におけるパワーハラスメント」に
該当する様々な行為を行ったことによっ
て、被災者に多大な心理的負荷を与えた
ことを認め、
劇団が経営陣の怠慢(現場
における活動への無理解や無配慮等)に
よって長年にわたり劇団員に様々な負担
を強いるような運営を続けてきたことが
かかる事態を引き起こしたものであって
全ての責任が劇団にあることを認め、か
つ被災者に対する安全配慮義務違反があ
ったことを認め、謝罪する。
==================
明確に、「パワハラ」があったことを認
めています。


Aさんは、この合意書の内容をよく読ん
でいないとしか思われません。


この合意書の内容からすれば、遺族側代
理人が「不問」と言ったとすれば、おそ
らく、「パワハラ」を行った上級生らの
「処分」ではなかったかと思われます。


さすがに、どのような「処分」を行うの
か、または「処分」は行わないのか、は、
劇団側の問題であると考えたからでしょ
う。


なお、裁判の判決で「不問」というのは
ありません。


あるとすれば、地裁であれば「棄却」で
す。
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ご遺族側が謝罪を受け入れないと発表
しておられるにもかかわらず、『謝罪が
済んでいない! 』などと、全くの部外者
が喚いているのは、ご遺族に対して迷惑
この上ないでしょう。
ご遺族が線引きをされたのに、なぜ部外
者が勝手に、合意内容を批判するのか?
人の死を弄ぶにも程があります。」
==================
ご遺族側は、手紙による謝罪を受け入れ
ています。それは、記者会見でハッキリ
言っています。


ただ、全員ではないらしく、10人のパワ
ハラ加害者のうち、3人は謝罪をしていな
いとも言っています(メディア情報より)。


Aさんが、遺族側の記者会見の様子を見
ていたのであれば、「謝罪を受け入れな
いと発表」なんかしていないと分かるは
ずですが……。


『謝罪が済んでいない! 』というのは、
手紙による謝罪すらしていない3人のこと
だと思います。


③へ続きます。


前回の記事です。↓


明墨は元〇〇だった?!日曜劇場『アンチヒーロー』第3話!!

今日は、壽々(じゅじゅ)です。


今回は、1回1話でしたね。


そして、明墨弁護士の意外な過去が明ら
かになりました。


第2話と第3話のストーリーです。
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第2話では、町工場の社長殺害事件で検
察側が出してきた新証拠の凶器から、容
疑者の緋山啓太(岩田剛典)のDNAが検
出される。しかし、弁護する明墨正樹
(長谷川博己)は検事と法医学教授との
つながりを突き止め、証拠のねつ造を公
判で訴えた。その結果、無罪の判決が出
た。しかし、緋山の晴れない表情に疑問
を持った赤峰柊斗(北村匠海)は、緋山
を追いかけ、返り血を浴びた作業着をご
み処理場で捨てる姿を目撃してしまう。


 第3話はクラブでの暴行事件の公判に臨
んだ。被告人の富田正一郎(田島亮)は
政治家の息子。被害者の工藤弘和(宮尾
俊太郎)は暴行された際に富田の顔を見
たと証言していた。明墨は店外のライト
の故障、それに加えて逆光で顔や衣服が
はっきりは見えなかったことを証明し、
早くも証拠の1つを潰した。


 しかし、続く公判で緑川歩佳(木村佳
乃)が富田の父の公設秘書が証拠になる
ドライブレコーダーの映像をパイプ製造
会社から買収している映像を公開。証拠
の隠ぺいを暴いた。これに対し、明墨は
反論せず、弁護人の辞任も考えさせても
らうと大げさに演技し、公判後には緑川
に感謝する場面も。その後、被告人は罪
を認め、政治家の父も失脚した。


 赤峰は以前所属していた弁護事務所で、
富田の罪を着せられた松永の事件を担当。
政治家の父からの圧力があり、担当を外
され、判決では法廷で声を荒げていた過
去があった。明墨がこの事件を担当する
ことを知り、この事務所に入ってきたと
いう経緯が明らかになった。


 そして、明墨法律事務所は5年前に開
かれ、明墨は弁護士の前に検事だったこ
とも明かされた。
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明墨は、弁護士として関わった事件で、
何か冤罪事件に巻き込まれたのかと思っ
ていましたが、元検事だとすると、検事
時代に、本当は無実の人を有罪にしてし
まった、それが、明墨が手紙を送り続け
ている刑務所にいる人ではないかと、推
理するのですが、果たして、どうでしょ
うか?


なかなか、朝夏まなとさんも珠城りょう
さんも出てきそうな気配はないですね。


面白いから、気長に待ちます。

「コンプライアンス」と「パワハラ」の勘違いについてー宝塚宙組問題!!

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


ある人(仮にAさんと呼びます)のブロ
グを読んでいて、何だか腹が立ってきた
ので……。


どこの文章を参考にしたのか分かりませ
んが、「コンプライアンス」に対する解
釈が完全に間違っています。


まずは、これです。


「compliance(コンプライアンス)の語源
は、充たされている、完了している、完
璧な状態を意味する言葉であるcomplete
(コンプリート)です。」


"compliance"の語源は、確かに、ラテン
語の動詞"complere"に由来し、"complete"
の祖語ともされています。


しかし、"complete"は「完成させる」と
いう意味であるのに対し、"complere"は、
「空所を満たして一杯にする」という意
味です。


"complete"よりも、もう少し、広い意味
で使われていたと思われます。


したがって、"compliance"の語源は、
"complete"ではありません。同じラテン
語の"complere"に由来する言葉で、異な
る意味を持ったと言うべきでしょう。


"compliance"を"complete"の形容詞である
「〔必要な全ての構成要素を含んでおり〕
全部そろった、完全な、全部の、~一式、
~を完備した」と解すると、更に、意味
が遠ざかってしまいます。


"compliance"には、そんな意味はありま
せん。


それを、このAさんは、「道徳的な人が
溢れ、倫理的にも素晴らしいモラルの高
い状態、つまり、完璧な社会なら、どん
な法でも守り、どのような要求にも応え、
どんな出来事にも適合、対応できるだろ
う……そういう状態を表現する言葉が、
コンプライアンスなんです。」
と言い切
っています。


いくら、「コンプライアンス」を徹底し
、追求しても「完璧な社会」なんて実現
しません。


そもそも、"compliance"の動詞である
"comply"には、「従う、応じる」という
意味があります。


何に「従う、応じる」かと言えば、「要
求・命令・規則・法令・仕様・規格など
」に「従う、応じる」ということです。


したがって、「コンプライアンス」とは、
「希望・要求・命令・規則・法令・仕様
・規格要求・条件・方針などを遵守する
こと」です。


例えば、"Maker agrees to comply with re
quirements set in the Specification."( メ
ーカーは、仕様に規定された要件に従う
ものとする。)というような使い方をし
ます。


「コンプライアンス」の起源についても、
どこからの知識か知りませんが、間違っ
ています。


そこは、どっちでもいいので、スルーす
るとしても、
==================
「コンプライアンスについて勘違いして
はならないのは、あくまでも社内ルール
や社員教育などの取り組みであって、法
令や法律ではないということです。
例えば、企業で何かトラブルがあった場
合、法令や法律に関わることは、当然で
すが、司法の判断、行政の判断を、仰が
なくてはなりません。
それ以外のトラブルについては、社内ル
ールなどの取り決めや、企業としての判
断で、対処することになります。」

==================
企業において、「コンプライアンス」に
関する取り組みをしているのは、まず、
第一に「法令を遵守すること」です。


法令違反があれば、法令による罰則を受
けますし、社会からの評価の低下もあり
ます。


株価が下がれば、株主代表訴訟を提訴さ
れるリスクもあります。


だから、「コンプライアンス」は、まず、
「法令遵守」と訳されるのです。


法令に違反するような企業不祥事を起こ
さないように、企業内で取り組むこと、
それが、企業が最初にやるべき「コンプ
ライアンス活動」です。


司法の判断、行政の判断を、仰ぐ」よ
うな段階になってからでは、遅いのです。


その次が、「法令遵守」よりも、意味の
広い「社会倫理・社会規範に反するよう
な不祥事を起こさない」ことです。


今回の宝塚歌劇団の「パワハラ問題」は、
まさに、それに該当します。


長くなりそうなので、②へ続く、のか?