妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

明日海りおさん主演『精霊の守り人』を観劇しました!!(観劇感想①)ー全体編

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


昨日は、明日海りおさん主演の音楽劇
『精霊の守り人』を観劇に、猛暑の中、
東京は日生劇場まで、遠征してきまし
た。


東京に着いたら、何だか怪しい空模様。
黒い雲に覆われているし、風も段々強く
なって、遂には、雷の音も。


これは、ヤバいと思って、東京宝塚劇場
の窓口経由(チラシをもらいました)で
急いで、日生劇場へ。


無事、雨が降り始めるまでには、日生劇
場へ辿り着けました。良かった~!!


今回の席は、何と、2階のH列。
FCの会員なのに第1希望のS席が落選し
て第2希望のA席になりました。


周りの人を見たら、殆どの人がFCの写真
付きチケットを手にしていました~!!


成程、いい席が当選しない訳だ。


なお、H列は、前の席との間隔が狭く、
鞄を下に置くと膝と鞄がくっつくほど。
観劇中、身動きが取れなくて疲れました。


さて、公演プログラムからストーリーで
す。
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 この世界には、人の世《サグ》と精霊
の世《ナユグ》が重なり合うように存在
している。100年に1度、サグの子ど
もに宿るのは、❝大地に恵みの雨をもた
らす精霊❞の卵。卵がかえらなければ、
この国は大干ばつに見舞われてしまう。
そして100年目にあたる今年、新ヨゴ
皇国の第二皇子・チャグム(黒川想矢さ
ん)の体に、その卵が宿されたー。


 短槍使いの用心棒・バルサ(明日海り
おさん)は、思わぬことから新ヨゴ皇国
の宮殿に呼び出され、二ノ妃(雛形あき
こさん、二役)より息子である第二皇子
のチャグムを連れ、逃げるよう言い渡さ
れた。チャグムの体に宿ったものを魔物
と考えた帝( 唐橋充さん)が、暗殺を企
てていると言うのだ。


 バルサは大呪術師・トロガイ(雛形あ
きこさん、二役)と、その弟子で幼なじ
み・タンダ(村井良大さん)の助けを借
りながら、帝の放った刺客❝狩人❞のジン
(渡部秀さん)、ゼン(小野塚勇人さん)、
ユン(健人さん)や、精霊の卵を狙う魔
物《ラルンガ》から、命懸けでチャグム
を守る。バルサたちが攻防を繰り広げる
その一方、新ヨゴ皇国では星の動きから
未来を占う星読博士・シュガ(水石亜飛
夢さん)もまた、チャグムを救う方法を
探していた。


 自分の身を盾に、戦うことしかできず
生きてきた用心棒・バルサと、皇子とし
てたいせつに育てられてきたチャグム。
違う世界に生き、本来なら出会うはずの
なかった二人は、無事に卵を守りぬき人
々を救えるのかー。
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タンダ役の今井翼さんが体調不良で降板
したのは残念ですが、代役の村井良大が
結構良かったので、まあ、いいか。


さて、この公演には、公演時間の短いフ
ァミリーフェスティヴァル公演と公演時
間の長い特別公演があります。


ファミリーフェスティヴァル公演は、特
別公演よりも第1幕で10分、第2幕で
5分短いのですが、おそらく、戦闘シー
ンが結構長いので、戦闘シーンをメイン
に削ったのではないかと思われます。
他の部分を削るとお話が分からなくなる
ので……。
(タンダがバルサに想いを寄せる部分が
特別公演にはあって、違うんですって)


で、東京公演は、ファミリーフェスティ
ヴァル公演が8公演に対して、特別公演
は、5公演と少ないですが、舞台を観て
成程、これはファミリー向けだな、と思
いました。


分かりやすいストーリーと耳にスッと入
って来る音楽。決して、どこかのフレン
チ・ロック・ミュージカルのような曲は
出てきません。


特別公演は、明日海りおさんのファン向
け(ですから、Wキャストの梅田彩佳さ
んは、特別公演の方には出演しません)。


私が観た回は、特別公演でしたから、ほ
ぼ大人だけでした。(しかも、明日海さ
んのファン)


まあ、明日海さんが主演でなかったら、
多分、観に行ってないでしょうね。


ただ、ファミリー向けと言っても、そこ
は、数々の受賞歴のある原作を舞台化し
た作品。テーマがしっかりと描かれてい
て、さらに、観る人をファンタジーの世
界へ引き込む魅力に溢れています。


皇子として生まれながらも、精霊の卵を
宿したばかりに、父親の帝からも命を狙
われ、自分はなんのために、こんな理不
尽な仕打ちを受けなければならないのか、
と思い悩むチャグム。それが、バルサと
タンダとの出会いによって、次第に、自
分の「精霊の守り人」としての使命ー
100年に1度の大旱魃から国の人々を
救うことーに目覚めていきます。
一方の用心棒のバルサも戦うことにしか
生きる意味を見出せなかったのが、チャ
グムを守ることによって、本当の生きる
ことの意味を悟っていきます。
人は皆、誰かを守り、そして、誰かから
守られている。人は誰もが誰かの守り人。
そう思うことができれば、この世から争
いはなくなるでしょう。
この作品は、そんなことを観る者に伝え
ます。


という、ジジイの感想よりも、この舞台
を観た子供たちの感想を聞いてみたい。


何かを感じ取ってくれていればいいので
すが……。


チケットが取れなかったという方も大丈
夫!!配信もありますし、ブルーレイの
販売(いずれも私が観劇した回のもの)
もあります。


是非、ご家族でご覧になってください。


②は、キャスト別感想です。