妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

明墨は元〇〇だった?!日曜劇場『アンチヒーロー』第3話!!

今日は、壽々(じゅじゅ)です。


今回は、1回1話でしたね。


そして、明墨弁護士の意外な過去が明ら
かになりました。


第2話と第3話のストーリーです。
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第2話では、町工場の社長殺害事件で検
察側が出してきた新証拠の凶器から、容
疑者の緋山啓太(岩田剛典)のDNAが検
出される。しかし、弁護する明墨正樹
(長谷川博己)は検事と法医学教授との
つながりを突き止め、証拠のねつ造を公
判で訴えた。その結果、無罪の判決が出
た。しかし、緋山の晴れない表情に疑問
を持った赤峰柊斗(北村匠海)は、緋山
を追いかけ、返り血を浴びた作業着をご
み処理場で捨てる姿を目撃してしまう。


 第3話はクラブでの暴行事件の公判に臨
んだ。被告人の富田正一郎(田島亮)は
政治家の息子。被害者の工藤弘和(宮尾
俊太郎)は暴行された際に富田の顔を見
たと証言していた。明墨は店外のライト
の故障、それに加えて逆光で顔や衣服が
はっきりは見えなかったことを証明し、
早くも証拠の1つを潰した。


 しかし、続く公判で緑川歩佳(木村佳
乃)が富田の父の公設秘書が証拠になる
ドライブレコーダーの映像をパイプ製造
会社から買収している映像を公開。証拠
の隠ぺいを暴いた。これに対し、明墨は
反論せず、弁護人の辞任も考えさせても
らうと大げさに演技し、公判後には緑川
に感謝する場面も。その後、被告人は罪
を認め、政治家の父も失脚した。


 赤峰は以前所属していた弁護事務所で、
富田の罪を着せられた松永の事件を担当。
政治家の父からの圧力があり、担当を外
され、判決では法廷で声を荒げていた過
去があった。明墨がこの事件を担当する
ことを知り、この事務所に入ってきたと
いう経緯が明らかになった。


 そして、明墨法律事務所は5年前に開
かれ、明墨は弁護士の前に検事だったこ
とも明かされた。
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明墨は、弁護士として関わった事件で、
何か冤罪事件に巻き込まれたのかと思っ
ていましたが、元検事だとすると、検事
時代に、本当は無実の人を有罪にしてし
まった、それが、明墨が手紙を送り続け
ている刑務所にいる人ではないかと、推
理するのですが、果たして、どうでしょ
うか?


なかなか、朝夏まなとさんも珠城りょう
さんも出てきそうな気配はないですね。


面白いから、気長に待ちます。

「コンプライアンス」と「パワハラ」の勘違いについてー宝塚宙組問題!!

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


ある人(仮にAさんと呼びます)のブロ
グを読んでいて、何だか腹が立ってきた
ので……。


どこの文章を参考にしたのか分かりませ
んが、「コンプライアンス」に対する解
釈が完全に間違っています。


まずは、これです。


「compliance(コンプライアンス)の語源
は、充たされている、完了している、完
璧な状態を意味する言葉であるcomplete
(コンプリート)です。」


"compliance"の語源は、確かに、ラテン
語の動詞"complere"に由来し、"complete"
の祖語ともされています。


しかし、"complete"は「完成させる」と
いう意味であるのに対し、"complere"は、
「空所を満たして一杯にする」という意
味です。


"complete"よりも、もう少し、広い意味
で使われていたと思われます。


したがって、"compliance"の語源は、
"complete"ではありません。同じラテン
語の"complere"に由来する言葉で、異な
る意味を持ったと言うべきでしょう。


"compliance"を"complete"の形容詞である
「〔必要な全ての構成要素を含んでおり〕
全部そろった、完全な、全部の、~一式、
~を完備した」と解すると、更に、意味
が遠ざかってしまいます。


"compliance"には、そんな意味はありま
せん。


それを、このAさんは、「道徳的な人が
溢れ、倫理的にも素晴らしいモラルの高
い状態、つまり、完璧な社会なら、どん
な法でも守り、どのような要求にも応え、
どんな出来事にも適合、対応できるだろ
う……そういう状態を表現する言葉が、
コンプライアンスなんです。」
と言い切
っています。


いくら、「コンプライアンス」を徹底し
、追求しても「完璧な社会」なんて実現
しません。


そもそも、"compliance"の動詞である
"comply"には、「従う、応じる」という
意味があります。


何に「従う、応じる」かと言えば、「要
求・命令・規則・法令・仕様・規格など
」に「従う、応じる」ということです。


したがって、「コンプライアンス」とは、
「希望・要求・命令・規則・法令・仕様
・規格要求・条件・方針などを遵守する
こと」です。


例えば、"Maker agrees to comply with re
quirements set in the Specification."( メ
ーカーは、仕様に規定された要件に従う
ものとする。)というような使い方をし
ます。


「コンプライアンス」の起源についても、
どこからの知識か知りませんが、間違っ
ています。


そこは、どっちでもいいので、スルーす
るとしても、
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「コンプライアンスについて勘違いして
はならないのは、あくまでも社内ルール
や社員教育などの取り組みであって、法
令や法律ではないということです。
例えば、企業で何かトラブルがあった場
合、法令や法律に関わることは、当然で
すが、司法の判断、行政の判断を、仰が
なくてはなりません。
それ以外のトラブルについては、社内ル
ールなどの取り決めや、企業としての判
断で、対処することになります。」

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企業において、「コンプライアンス」に
関する取り組みをしているのは、まず、
第一に「法令を遵守すること」です。


法令違反があれば、法令による罰則を受
けますし、社会からの評価の低下もあり
ます。


株価が下がれば、株主代表訴訟を提訴さ
れるリスクもあります。


だから、「コンプライアンス」は、まず、
「法令遵守」と訳されるのです。


法令に違反するような企業不祥事を起こ
さないように、企業内で取り組むこと、
それが、企業が最初にやるべき「コンプ
ライアンス活動」です。


司法の判断、行政の判断を、仰ぐ」よ
うな段階になってからでは、遅いのです。


その次が、「法令遵守」よりも、意味の
広い「社会倫理・社会規範に反するよう
な不祥事を起こさない」ことです。


今回の宝塚歌劇団の「パワハラ問題」は、
まさに、それに該当します。


長くなりそうなので、②へ続く、のか?

これもありかも。水美舞斗さん、瀬央ゆりあさんのバウ主演!!

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


先日、凪七瑠海さん主演の『39 Steps』
を観ていて、ふと思いました。


専科の水美舞斗さんや瀬央ゆりあさんも
こういう形であれば、他組に出演できる
のではないだろうか、と。


本公演ですと、その組の2番手がいるの
で、その2番手よりも上の役で出演する
のか、それとも、下の役で出演するのか
悩ましいところだと思います。


2番手のやる役が2役あればいいのです
が、新作でもない限り、そう都合のいい
作品は、余り、ありません。


だから、外部出演はしても、なかなか、
本公演には、出演できないのだろうと思
います。


凪七瑠海さんでさえ、そんなに、本公演
に出演している訳ではありません。


それが、3人に増えてはなおさらです。


でも、水美舞斗さんや瀬央ゆりあさんが
出演する公演も観たいですよね?


それが、3番手のやるような役だったら?


それを、バウホール公演主演だったら、
全部解決してくれます。


バウホールなら、結構、空いているでし
ょう。


一つの手だと思うのですが、どうでしょ
うか?


第110期生の組回り開始後の出演予定に宙組なし???

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


昨日の宝塚のHPに、「第110期初舞台生
班編成について」というのが発表されて
ました。


A班からD班まで4つの班に編成すると書
かれていて、そこで、んん??


組は5つで、班が4つ?


下まで読むと、組回り開始後の出演予定
の中に宙組がありません。


宙組公演は、ショーだけなので、出演す
るほどでもないと考えたのか、宙組が、
まだ、安定していないので、110期生は
出演させられないと考えたのか。


まさか、パワハラ上級生がいるから、と
いうことではないですよね?


それだと、いつまで経っても宙組に110
期生の配属ができないことになりますが
……。

凪七瑠海さん主演『39 Steps』バウホール公演を観劇しました!!

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


昨日は、凪七瑠海さん主演の雪組バウホ
ール公演『39 Steps』を観劇に、宝塚ま
で遠征してきました。


ところで、東海道新幹線は、昨日から、
のぞみが全席指定だったんですね。


ゴールデンウイークとお盆休み、年末年
始の東海道新幹線の利用は、要注意です。


帰りが結構、混んでいましたが、何とか
通路側のC席を確保できました。


で、宝塚バウホールは、久し振り。


いつものソファーで待っていたら、開場
時間になっても、開場しません。


もしかしたら、と思って、劇場入り口へ
行くと、もう、バウホールへの入り口が
オープンしていました。


工事かなんかで、暫く、閉鎖していたん
でしょうね。


なお、バウホールの男性用トイレは、個
室が3室あって、全部、洋式でした。


バウホールが全部洋式なのに、何で、大
劇場は和式があるんでしょうね?


さて、いつも通り、公演プログラムから
ストーリーです。
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 欧州各国の緊張が高まる1914年初頭、
イギリスではドイツによる侵略戦争の計
画が噂されているー。
 南アフリカで鉱山技師として働いてい
た青年リチャード・ハネー(凪七瑠海)
は、ダイヤモンドの採掘で一山当て、念
願だった故郷での暮らしを叶えるためロ
ンドンへと戻って来たが、代り映えのし
ない毎日に飽き飽きしていた。
 そんなある日、彼は退屈しのぎに訪れ
たミュージックホール「アリアドネ」で、
店の踊り子アリス(野々花ひまり)と出
会う。ハネーは彼女と暫しダンスを楽し
むも、憂鬱な気分は晴れぬまま早々に店
を後にするのだった。
 こうして、いつもと変わらぬ夜が更け
てゆくかと思われたが……
アパートの自室に帰り着くや否や、ハネ
ーは思いがけない事件に巻き込まれる。
上の階に住むスカッダー (和奏樹)と
いう男が背中をナイフで刺され、瀕死の
状態で部屋に飛び込んで来たのだ。スカ
ッダーはハネーに黒い手帳を託し、「39
Steps」という謎の言葉を残して事切れ
る。と、そこへ現れた大家(莉奈くるみ ) 
に犯人と間違われたハネーは、咄嗟に手
帳を隠しアパートの外へと逃走。だが彼
を待ち伏せていた男たち(壮海はるま、
蒼波黎也)に拘束され、ある人物の元へ
と連行される。
 その人物とは、イギリス政府との繋が
りを匂わせる"頬に傷のある牧師"(叶ゆ
うり)。どうやら彼の目的は、ハネーに
託された黒い手帳らしい。
 スカッダーの手帳には一体何が書かれ
ているのか?そして彼が遺した謎の言葉
「39 Steps」が意味するものとは?
 自身にかけられた容疑を晴らすべく、
ハネーは偶然再会したアリスと事件の真
相を追うことになるのだが……。
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スコットランドの小説家ジョン・バカン
のスパイ小説『三十九階段』(The Thirty
-Nine Steps)をミュージカルの舞台にし
た作品です。


この作品は、アルフレッド・ヒッチコッ
クによって、映画化もされましたが、ち
ょっと、ストーリーが違うようです。


今回の宝塚作品は原作(読んでないです
が、書評を読むと)に近いという感じが
します。


割と大雑把なストーリー展開で、この人
悪い人("頬に傷のある牧師")だ、とす
ぐ分かるような話になっています。


1時間5分という上演時間を考えると、無
理ないかなとも思えますし、かえって、
気楽に肩ひじ張らずに観ることができま
す。


なお、お芝居とショーの2本立てになっ
ているというのは、公演時間の発表があ
ってから、知りました。


ただ、ショーは、お芝居の方のミュージ
ックホール「アリアドネ」でのショーを
上演する劇中ショー?という形になって
います。


一方で、お芝居の方もミュージックホー
ルの「アリアドネ」が場面がメインです
ので、ダンスシーンがたっぷり見れます。


組長の奏乃はるとさんら、雪組ベテラン
勢と若手実力派を揃えた舞台は、ショー
も含めて、見応えがありました。


お芝居の「アリアドネ」の常連客役の奏
乃はるとさん。ただ物ではないと思って
いましたが、なんと、ウィンストン・チ
ャーチルでした!!この第1次世界大戦
直前の時期には、海軍大臣の職にあった
のですね。


そして、"頬に傷のある牧師"役の叶ゆう
りさん。いかにも悪役という感じで、歌
も良かったです。


そして、ヒロイン役の野々花ひまりさん。
別格娘役感満載でしたが、さすがに演技
も歌も素晴らしく、最後の凪七瑠海さん
とのデュエットダンスは、素敵でした。


怪しげな中国人占い師になったり、マタ
・ハリになったり、黒燕尾では、雪組男
役の中心で踊ったり、もう、凪七瑠海さ
んの魅力満載でした。


ショーの場面では、お芝居がスパイ作品
ですので、スパイ作品へのオマージュ満
載でした。


冒頭は、凪七瑠海さんの『007/ゴールド
フィンガー』のテーマ曲を歌う所から始
まり、『007/ダイヤモンドは永遠に』も。


また、『ミッションインポッシブル』の
テーマ曲も使われていました。


ただ、マタ・ハリの場面で、久城あすさ
んが歌ったのが、『007/スカイフォール』
でしょうか?


『マタ・ハリ』は、柚希礼音さん、愛希
れいかさんが演じていましたね。


妖艶な凪七瑠海さんのマタ・ハリにも注
目です。


なお、スカッダーが死ぬ間際に英語で、
「39 Steps」と英語で3回くらい言うの
ですが、これを手掛かりにハネーとアリ
スは、39階段のある場所を探します。


その時は、ハネーは「39 Steps」を「39
階段」と日本語で話します。(日本で上
演されてますから)


ところが、ハネーがこれを英語で言った
途端に、アリスはあることに気づきます。


という展開は、無理があると思うのです
が、どうでしょう。一応、舞台は、ロン
ドンですから。