妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

礼真琴さん、作品の中で死ぬ役が多くないか?

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


宝塚ですから、主人公が最後に死ぬ、と
いう作品は結構、多いです。
そんなに殺さなくても、と思うほど死に
ます。
主人公とヒロインが一緒に死ぬ、という
のも多いです。


ただ、礼真琴さんほど、死ぬ作品が多い
のは、余りいないのでは……。


まず、一部の配役が発表された『1789-
バスティーユの恋人たち-』。フランス
版では、ヒロインのオランプが死ぬエン
ドもあるみたいですが、多分、今度もロ
ナンが銃で撃たれて死ぬ。


そして、その前の東上公演の『Le Rouge
 et le Noir~赤と黒~』。これも今まで通
りなら、ジュリアン・ソレルが最後に処
刑されて死にます。


『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』
は、タイトルどおり、ディミトリは、毒
を飲んで自殺します。「散る」となって
いたので、礼真琴さんが退団するのでは、
と言われました。


『王家に捧ぐ歌』は、ラダメスは、地下
牢に閉じ込められて、アイーダと一緒に
死にます。


『ロミオとジュリエット』は、行き違い
からジュリエットが死んだものと思った
ロミオは、毒を飲んで死にます。ジュリ
エットもロミオの後を追って死にます。


『エル・アルコン-鷹-』は、ティリアン
は、スペイン無敵艦隊の船長ですからイ
ギリスとの戦いに敗れて、キャプテン・
レッドに殺されて死にます。


さて、『ロックオペラ モーツァルト』で
すが、ちょっと、結末の記憶がありませ
ん。ただ、モーツァルトですからね。多
分、死んだと思います。


ということで、トップになってから、半
分以上の作品で、最後は死んでいます。
こんなに殺さなくても、と思うくらい死
んいます。


他のトップを見てみましょう。


花組の柚香光さんは、『うたかたの恋』
の皇太子ルドルフで、マリー・ヴェッツ
ェラ男爵令嬢と心中して死んでいます。


月組の月城かなとさんは、余り、死なな
い方ですが(『今夜、ロマンス劇場で』
は、老衰で死にますから、ちょっと、他
とは違うでしょう)、それでも、『グレ
ート・ギャツビー』で、銃で撃たれて死
んでいます。


雪組の彩風咲奈さんは、『BONNIE &
CLYDE』で、クライドは、150発以上の
銃弾を浴びてボニーと一緒に壮絶に死に
ます。


宙組の真風涼帆さんは、『NEVER SAY
GOODBYE』で、カメラマンなのに、ス
ペイン内戦に参加して、撃たれて死にま
す。
なお、『カジノ・ロワイヤル~我が名は
ボンド~』のジェームズ・ボンドは、と
ても死にそうな人物ではないのですが、
最新の映画では死んでいます(配役を交
代して新しい配役で再開するのですが)。


ほとんどのトップは、どれかの作品で死
んでいます。
まあ、宝塚ファンは、主人公かヒロイン
が、あるいは、両方が死ぬ、という作品
が大好きなんでしょうね。


ところで、『エリザベート』のトート閣
下は、生きているのか、死んでいるのか?
皇太子ルドルフは自殺し、皇后エリザベ
ートは暗殺されるのですが、トート閣下
は?
そもそも「死」が死ぬってことがあるの
でしょうか?唯一、絶対に死なない主人
公のような気がしますが……。