壽々の雑記帳

観劇のコメントや日々の出来事・時事問題などについて綴ります。

考えてみました。花組公演『エンジェリックライ』が今一つの理由(ワケ)。

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


決して駄作という訳ではなく、かといっ
て物凄く良かったかというと、ちょっと、
微妙な花組公演『エンジェリックライ』。


その理由について、いろいろ考えてみま
した。


まず、


①主人公があまり魅力的でない事。


主人公のアザゼルは、天界一の大ホラ吹
きですが、天帝の怒りを買って天使の能
力と一緒にウソをつく能力も封印され、
人間界に堕とされてしまいます。
見た目が格好いいという訳でもなく、身
軽なだけで、喧嘩に強い訳でもなく、軍
服姿という訳でもなく、一文無しで、泊
まる所もないという有り様。で、アザゼ
ル様、素敵ってなるはずもなく。


②ストーリーに萌え要素がない事。


仮面舞踏会で、一目見た時から禁断の恋
に堕ちるという訳でもなく、圧政から自
由を勝ち取るために立ち上がるという訳
でもなく、不幸なヒロインを主人公が救
う訳でもなく、親の仇に復讐するという
訳でもなく、ヒロインが「死」に魅入ら
れているという訳でもなく、結局、萌え
場面のないまま、ストーリーが思わず、
えっとなる落ちで終わってしまうこと。


③日本人の大半がキリスト教徒でない事。


日本人のほとんどがキリスト教徒でなく、
聖書を読んだこともないので、天使とか
悪魔とか、ましてや、ソロモンの指輪と
かという話についていけない事。


こんな所でしょうか?