妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

月組 風間柚乃さんが地味に思うのは私だけ?④

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


「和希そらさんの雪組での現在の立ち位
置について③」の続きになります。


朝美絢さん月組落下傘説の月組側の現状
について考察したいと思います。


まず、今や、どう見ても月組3番手の風
間柚乃さん。
月組公演『応天の門』の藤原基経役を見
ても、悪役ですが、堂々とした演技。
歌も結構上手いんですが、ショーになる
と何故か目立たない。


まあ、ダンスはそれほど得意ではないん
でしょうが、それにしても地味に思えて
しまう。


前トップの珠城りょうさんは、そんなに
高身長ではないのですが、体格がいいの
でダンスは見栄えがしました。


現トップの月城かなとさんは、細身の体
に顔が美貌で、やはり、見栄えがします。


で、いずれ月組トップであろうと思われ
る風間柚乃さんですが、身長が低いのと
顔がイマイチ地味(他の男役スター比で
す)なので、どうも、見栄えがしません。
ダンスもイマイチのように思います。


このまま、月城かなとさん、鳳月杏さん
が退団して、風間柚乃さんトップとする
と、その下は礼華はるさんと、彩海せら
さん。


今でも他の組と比べると月組は地味だと
思うのですが、さらに地味になりそうな
気がします。


風間柚乃さんのダンス力を上げることが
先決だとは思いますが、やはり、誰かを
月組に組替えさせて月組体制をショーの
方で補強する必要があるように思うので
すが、では、誰がとなると……。


⑤に続きます。


前回の記事です↓



真風さんによる、真風ファンのための『カジノ・ロワイヤル』(激辛感想ー要注意!!②)

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


前回の記事「ようやく観れました。宙組
公演『カジノ・ロワイヤル 』(激辛感想
ー要注意!!①)」の続きになります。


なお、繰り返しますが、決して真風涼帆
さんが悪い、と言っている訳ではなく、
全ての責任は演出の小池修一郎氏にあり
ます。


前回の①に記事で書き忘れたことを補足
します。


それは、今回の宙組公演『カジノ・ロワ
イヤル』の前に三つの公演を観劇してい
るということです。


その三つの公演とは、
①礼真琴さん主演星組公演『Le Rouge et
    le Noir~赤と黒~』
 ーフレンチロックミュージカルの傑作
  です。
②凪七瑠海さん主演星組公演 『バレンシ
 アの熱い花』『パッション・ダムール
 ・アゲイン!』
 ーお芝居・ショー共に「これぞ宝塚」
  という作品です。
③上白石萌音さん、井上芳雄さん主演ミ
 ュージカル『ジェーン・エア』
 ー実力派キャストが揃った名作ミュー
  ジカルです。


以上の三公演を観た後での『カジノ・ロ
ワイヤル』の感想ということになります。


で、今回は、真風さんが「ジェームズ・
ボンド」という役を演じるということに
ついてです。


これは、公演の演目の発表の時から分か
ってはいたことですが、宝塚の演目に
「ジェームズ・ボンド」は相応しくない、
ということです。
それを今回、実際に観劇して、改めて感
じました。


確かに、今の各組のトップを見ても、真
風涼帆さんが一番、「ジェームズ・ボン
ド」役には合っているとは思います。
細身で長身、ノーブルできりっとした顔
立ち。宝塚のダンディズムを極めたとも
いえる存在感。


ただ、いくら、真風涼帆さんが男らしい
男役だと言っても、中身は女性です。


女性の観客から見れば、いかに男らしい
真風さんであっても、男性である私から
見れば、女性以外の何物でもありません。


どう見ても、映画の中で一度は上半身裸
で筋肉を見せつけるようなマッチョな
「ジェームズ・ボンド」には見えません。
ただ、筋肉ムキムキの真風さんを誰が観
たいと思うでしょうか?


私は、映画の『007』シリーズのファン
で、ほとんどの作品は映画館で、古いも
のはDVDで観ています。


「ジェームズ・ボンド」は、男性ファン
にとって一種の「憧れの存在」と言って
いいでしょう。


どう考えても、少なくとも、『カジノ・
ロワイヤル』という作品は、男性の読者
向けに書かれた作品です。
それは、ボンドがル・シッフルから受け
る拷問の場面にも表れています。
ル・シッフルは、ボンドに対して、男性
にしか理解できない想像を絶するような
拷問を加えます。
決して、女性には理解できない拷問です。


ル・シッフルの古城の拷問部屋で、真風
さんが電気椅子に拘束された時には、拷
問が観られるのか、と期待したのですが、
驚くべき身体能力で、椅子に縛られた潤
花さんが真風さんを助けてしまいました。
天彩峰理さんのムチも残念ながら、拷問
用ではなかったようです。


拷問すると「すみれコード」にでも引っ
掛かるのでしょうか?
「ジェームズ・ボンド」は、「すみれコ
ード」抵触感満載の作品なんですけどね。


そして、ボンドの協力者として登場する
のは、ヴェスパー・リンドという名のと
びっきりの美女。
この設定は、この作品以降も続き、ボン
ド・ガールと呼ばれます。


このようなマッチョなプレイボーイと水
着美女といった「ジェームズ・ボンド」
もダニエル・クレイグ版からは、少しず
つ時代に合わせて変化しつつあります。


それでも、現時点で最後のジェームズ・
ボンド役を務めたダニエル・クレイグは、
次のように語っています。
==================
ダニエル・クレイグは、「ジェームズ・
ボンドと同等に優れた役」を女性や有色
人種の俳優達に用意するべきだと考えて
いるそうだ。10月1日より日本公開する
最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダ
イ』を最後にジェームズ・ボンド役を降
板するダニエルは、女性が後任を務める
可能性を否定した。
『ラジオ・タイムズ』誌のインタビュー
で、007役に女性がキャスティングされ
ることを支持するかどうか尋ねられたダ
ニエルは、「その答えはとてもシンプル
だ。ただ単に女性や有色人種の俳優には、
もっと良い役が用意されるべきだよ。も
しジェームズ・ボンドと同等に優れた女
性向けの役があれば、どうして女性がジ
ェームズ・ボンドを演じる必要があるだ
ろうか」と答えた。
以前より女性のボンドを望む声が上がっ
てはいるものの、プロデューサーのバー
バラ・ブロッコリはボンドを女性に変更
する予定はないとの意向を明らかにして
いる。また『007』シリーズでM役を演
じた唯一の女性であるジュディ・デンチ
も、ジェームズ・ボンド役に女性が選ば
れるべきではないという考えを語ってい
る。
==================
どうも、映画版の方では、女性が「ジェ
ームズ・ボンド」を演じることはなさそ
うです。


私も同じ意見です。
物事には、どんな状況になっても、時代
が変わったとしても、越えてはならない
一線があるのだろうと思います。
それが、私たち男性の「ジェームズ・ボ
ンド」ファンにとっては、ボンドを演じ
るのは、あくまでも男性である、という
ことです。


ただ、始末が悪いことに、宝塚の場合、
「男役」というものが存在することです。
「男役」が「ジェームズ・ボンド」を演
じているのだから、女性がボンドである
訳ではない、という理屈が成り立つと思
いますが、私たち男性から見れば、「男
役」であっても中身は女性です。
やはり、男性が演じるのとでは違いがあ
ります。
逆に、それが宝塚歌劇の魅力でもあるは
ずです。


ほかに真風さんが演じるのに相応しい役
がいくらでもあるのに、しかも、真風さ
んの退団作なのに、どうして、小池修一
郎氏は、ショーも付かない1本物の『カ
ジノ・ロワイヤル』を選んだのでしょう
か?


公演プログラムには、小池修一郎氏のこ
ういう話が載っています。
==================
純粋なボンドファンからは「トンデモ・
ボンド」「どこがカジノ・ロワイヤル?」
と異論が出ることは覚悟の上で、宝塚の
ファンタジーとしての物語を創っている
(以下省略)
==================
つまり、確信犯という訳です。


ただ、いくら、真風さんの「ジェームズ
・ボンド」が私が合わないと思っても、
話が面白ければ、まだ、ましだとは思っ
たのですが。この内容ではね。


この作品が再演されることもないでしょ
う。


さて、③に続くのだろうか?

雪組公演『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』『FROZEN HOLIDAY』上演決定~!!

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


雪組公演『ボイルド・ドイル・オンザ・
トイル・トレイル』『FROZEN HOLIDA
Y』の上演が決定しました。


宝塚のHPです。
==================
2023年宝塚歌劇公演ラインアップにつき
まして、【宝塚大劇場/東京宝塚劇場公
演】の上演作品が決定しましたのでお知
らせいたします。   


雪組公演


■主演・・・彩風 咲奈、夢白 あや


◆宝塚大劇場:2023年11月~12月(予定)
◆東京宝塚劇場:2024年1月~2月(予定)


Happy“NEW”Musical
『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・
トレイル』
-Boiled Doyle on the Toil Trail-
作・演出/生田 大和


「名探偵シャーロック・ホームズ」をこ
の世に生み出したことで、世界的な名声
を手にした英国の作家サー・アーサー・
コナン・ドイル。しかし、彼自身は、シ
ャーロック・ホームズを恨んでいた……
!?ユニークなエピソードに満ちたコナ
ン・ドイルの半生を、「ある日、自らの
筆によって生み出した“架空の存在にすぎ
ない筈の”シャーロック・ホームズがドイ
ルの前に姿を現したら……?」という奇
想天外な発想で描く物語。
自らの分身であるシャーロック・ホーム
ズとの対峙、また自分と最も近い他人で
ある妻ルイーザとの対話を通して「自分
らしくあるとはどういう事か。自分らし
く生きるとは?」というテーマに迫る“新
たなるミュージカル(Happy“NEW”Musi
cal)”の誕生にご期待ください!


Winter Spectacular
『FROZEN HOLIDAY(フローズン ホリ
デイ)』-Snow Troupe 100th Annivers
ary-
作・演出/野口 幸作


100周年を迎える秘境のホテル“FROZEN
HOTEL(フローズン・ホテル)”に、素
敵な冬の休日を過ごそうと世界中から宿
泊客が集まってくる。
このホテルには100年に一度花を咲かせ
るという“雪の花”があり、その開花を見
た恋人たちは、永遠に結ばれるという。
スペクタキュラー・シリーズ第6弾は、
クリスマス・イヴから、ニュー・イヤー
にかけての沢山のときめきが詰まった
「冬の休暇」をテーマに、ホテルでの
楽しいひと時を描く、ストーリー仕立
てのラグジュアリーな雰囲気のレヴュ
ー作品です。
雪組100周年を祝福する場面を盛り込み
ながら、最高に幸せな瞬間をお届け致し
ます。
==================
うーん。面白そうな面白くなさそうな。
雪組100周年の幕開きとなる作品ですか
ら、是非、面白くしてほしいのですが…。
Happy“NEW”Musicalとなっているから、
Happy Musicalなのか?

和希そらさんの雪組での現在の立ち位置について③

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


前回の記事の「朝美絢さんは、2番手退
団なのか?②」の続きになります。


私には、はっきりとした記憶がないので
すが、和希そらさんは、雪組公演『夢介
千両みやげ』『Sensational!』のパレード
の階段降りで、どうも、一人だけ、肩羽
根を付けていたようです。
したがって、雪組3番手ということになっ
ています。


その後の『蒼穹の昴』では、トップコン
ビと2番手の朝美絢さんだけ特別な衣装
で、和希そらさんは、他の人と同じく、
役の衣装でパレードの階段降りをしてい
ました。


宙組3番手の桜木みなとさんも、必ずし
も3番手羽根を背負う訳ではなく、一人
肩羽根という時もありましたし、他の男
役さんが肩羽根を付けているときは、よ
り豪華な肩羽根という時もありました。


どうも、3番手については、明確な基準
がなく、その時々で、変更している感じ
がします。


で、和希そらさんは、一度、一人肩羽根
を付けているので、一応、雪組3番手で
す。


次の雪組本公演『Lilacの夢路』『ジュエ
ル・ド・パリ!!』では、いわゆる「波線上」
は、トップコンビ二人と2番手の朝美絢
さんだけです。
ただ、これは宙組も同じで、3番手の桜
木みなとさんは、「波線上」にいません。
したがって、これだけでは分かりません。


それでは、人気面ではどうでしょうか?
これは、難しいのですが、他の方が調べ
てくれた、キャトルレーヴでの舞台写真
の数を一応の参考にします。
その方の調査によると、以下の通りです。
==================
月組 鳳月杏  ……8枚
雪組 朝美絢  ……8枚
花組 永久輝せあ……5枚
星組 瀬央ゆりあ……5枚
星組 暁千星  ……5枚
宙組 桜木みなと……5枚
雪組 和希そら ……4枚
(以下省略)
==================
ということで、舞台写真では、朝美絢さ
んの8枚に対して、和希そらさんは4枚で
す。
人気ではなく、劇団推しという面もなく
もないように思えるのですが、そうであ
れば、一層、和希そらさんは、朝美絢さ
んに引き離されていることになります。


以上からすると、和希そらさんは、雪組
3番手ではあるものの、人気面、劇団推
しでは、現時点では、2番手の朝美絢さ
んにかなり引き離されているように思わ
れます。


この状態で、和希そらさんが朝美絢さん
を追い抜くということはちょっと、考え
にくいと思います。
したがって、朝美絢さん2番手退団説は
無理があるでしょう。


次は、朝美絢さん月組落下傘説を月組の
方から見てみたいと思います。
④になります。


前回の記事です↓


一体何が言いたいのか?小池修一郎。

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


神戸新聞デジタル版に『カジノ・ロワイ
ヤル』の記事が載っていました。
その中の小池の発言が?です。


こう書いてあります。
==================
それは題材選びの段階から意図していた
ようだ。真風の魅力を「クールでソリッ
ド(硬質)な感じが群を抜いて板につい
ている」と評する小池。「ボンドという
役を説得力をもって演じ、物語を進めら
れると思った」
 では実際の「真風ボンド」はどう映っ
たのか。「涼やかでダンディー、ちょっ
とおかしみもある」とし、「今後、派生
作品が生まれても、真風ほど観客を納得
させられるボンドはないだろう」と絶賛
する。
==================
問題は、太字部分です。
「派生作品」とは、何を指すのかがこれ
では分かりません。


今回の作品自体が派生作品みたいなもの
ですし、今回の作品のさらに派生作品が
作られるとも思われません。


全然別の「ジェームズ・ボンド」の派生
作品が将来、宝塚で上演されるとしても、
宝塚の生徒は入れ替わっていくわけです
し、今後、どのような逸材が出てきて、
「ジェームズ・ボンド」をやるか(余り
やって欲しくないのですが)なんてこと
は、誰にも分からないことです。


もしも、これが外部作品を指すのだとし
たら、今度は、本当の男優が「ジェーム
ズ・ボンド」をやる訳で、真風さん以上
に観客を納得させられるボンドが出て来
る可能性は十分あります。


大丈夫ですかね、小池修一郎は……。