妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

先ずは、「”外部漏らし”はご法度」をやめては?

今日は、壽々(じゅじゅ)です。


宝塚歌劇団が調査チームの調査報告を受
けて、「宝塚歌劇団の今後の対応につい
て」いろいろと書いていますが、それよ
りも、すぐに実行できそうなのは「”外部
漏らし”はご法度」をやめる事ではないで
しょうか?


例えば、文書にして、全劇団員に「通達」
として配付すれば済む話です。


個人情報や秘密情報など、どうしても、
外部に漏れては困る情報があれば、箇条
書きにして、明記しておけばいいでしょ
う。


「”外部漏らし”はご法度」なんて暗黙の
ルールのようなものがあるから、劇団員
は、親にも相談できないし、頼りになる
のは同期くらいになってしまいます。


逆に、「パワハラ」のような不祥事の温
床になっているように思われます。


今回の労働基準監督署の調査もそうです。
誰かが、労基署に内部告発していれば、
もっと、早く、是正されていたはずです。


調査チームの調査報告書があんな内容に
なったのも、「”外部漏らし”はご法度」
として、ヒアリングにまともに答えられ
なかった劇団生がいるからでしょう。


「第三者委員会」を立ち上げたところで、
結果は変わらなかったのではないかと思
います。


「通達」を出したところで、内部情報が
一気に外へ出るなんて心配はいらないで
しょう。


長期間にわたって根付いてきたルールで
す。すぐには、変わらないと思います。


そもそも、週刊誌が書くネタに困らない
のは、”外部漏らし”があるからでしょう。


害こそあれ、なんのメリットもないルー
ルです。


「”外部漏らし”はご法度」の延長線上に
宝塚歌劇団の隠蔽体質があるように思い
ます。


それでも、少しずつでも時代に合わせて、
歌劇団の体質を変えていかないと、歌劇
団の将来が危うくなるように思われます。


すでに、長時間労働については、労働基
準監督署の調査が入っています。


労働基準監督署がどのような判断をする
のか分かりませんが、21年にも演出助手
の働き方について是正勧告をしているこ
とからすると、厳しいものになることが
予想されます。


もう、「パワハラは認められなかった」
では、済まされない問題だと思います。


「パワハラ」が起きないようにするには、
どうすればいいか、それをまず、考える
べきでしょう。