妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

雪組公演『ODYSSEY』の観劇コメント②です。(ネタバレ盛りだくさんです)

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


さて、①の続きです。
※私の記憶に基づいて書いているので、
 記憶違いがあったら、ご容赦くださ
 い。


寸劇の後は、ニューヨークを舞台に、ジ
ャズの名曲メドレーで、スーツを着たNY
の男達とNYの女達がスタイリッシュに踊
ります。
メインのメンバーは、男役は、眞ノ宮る
いさんと華世京さん。娘役は、野々花ひ
まりさんです。
2曲目の「Cotton Tail」からスーツ姿に着
替えたブルーム(彩風咲奈さん)も加わ
ります。
ディーヴァ(ティティス)は再び、音彩
唯さんが登場です。
ところで、あの禿げ頭の紳士は、透真か
ずきさんでしょうか?


ODYSSEY号は、次の目的地東シナ海へ
と向かいます。
最初の場面では、赤いチャイナ服の美男
(星加梨杏さんと日和春磨さん)と美女
(白峰ゆりさんと沙羅アンナさん)が出
てきて、歌って踊ります。


それが終わると、幕が開いて、中国の美
男(朝美絢さん)が登場。中国の王侯・
貴族が着るような白の綺麗な衣裳を着て
います。「なんせ、この顔、この器量、
もてて、もてて」ですからね、衣裳が良
く似合います。
後ろには、中国の赤い提灯がいくつも吊
り下げられ、中国らしい雰囲気を出して
います。
タイトルの『龍凰夢(Ron Han Mon)』
は、1967年の花組宝塚大劇場公演のグラ
ンド・レビューの『龍凰夢(ロンハンモ
ン)』のようで、これをこの場面の題材
にしているようです(あまりにも古くて
知りませんが)。


いずれにしても、美男で貴公子姿の朝美
絢さんをセンターに、中国の美男、美女
達が中国の赤い提灯を持ったり、長い白
布を振ったり、赤い傘を広げて回して踊
る場面は、綺麗で素敵です。


ところで、この場面から怪しい美女が出
てきます。この中国の場面で美女になっ
ているのは、眞ノ宮るいさん。朝美絢さ
んや 叶ゆうりさんの場面に登場します。


次の場面は、バレアレス海。
ODYSSEY号は、スペインに到着です。
ここで再び、寸劇。『カルメン』です。
ビゼーの名曲「カルメン」に乗せて、物
語は進行します。
ドン・ホセは、彩風咲奈さん。軍服が似
合います。
エスカミーリヨは、眞ノ宮るいさん。白
の闘牛士の衣裳で格好いいです。
ミカエラには、野々花ひまりさん。
そして、何とカルメンは、縣千さんです。
赤いフラメンコの衣裳が似合ってはいる
のですが……。
最後には、ドン・ホセがカルメンを刺し
殺し、ドン・ホセは銃で撃たれます。


次の場面は、アラビア海。
どういう順番で航海しているのでしょう
か?
再び、寸劇です。
今度は、アラビア風衣裳です。
どの場面も、本当に衣裳が素敵です。
曲は、(多分)「アランフェス協奏曲」
第2楽章で始まります。
海賊達が現れた後、金の奴隷(彩風咲奈
さん)とまたしても怪しげな美女、囚わ
れた王女(華世京さん)が登場します。
金の奴隷は、囚われた王女を救おうとす
るのですが、囚われた王女は、盗賊に切
られて死んでしまいます。


次の場面は、南極海で美しく幻想的なオ
ーロラの光の下、ティティスの歌で、彩
風咲奈さんと朝月希和さんのデュエット
ダンスになります。


最後に到着したのは、地中海、なんです
が、すみません、この場面忘れてしまい
ました。なんだっけ?
とにかく、雪組メインメンバー総登場で
第1幕の幕が下ります。
第1幕1時間10分です。
ここから、30分間の休憩です。
第1幕は、朝美絢さんセンターのロケット
があったり(多分、プロローグの場面で
す)、綺麗な中国の場面があったり、怪
しげな美女が3人も出てきたり(その分、
朝月希和さんの出番が少ない、というご
不満の方もみえるようですが)、寸劇が
あったりと、とにかく盛りだくさんです
が、まだまだ、第2幕で続きます。


第2幕は、「彩風(Colors of the Wind)」。
再び、海賊船は、ODYSSEY号は、世界
を巡る旅に出ます。様々な色の風に吹か
れて……。


最初の寄港地は、カンツォーネの国イタ
リアです。TRICOLORE(3色)です。
で、カンツォーネメドレーとなります。
最初の曲は、(多分)「ヴォラーレ (Vo
lare)」。アップテンポされて、皆で陽気
に踊ります。
最後も同じ曲で締めます。
イタリアらしい、陽気な曲のメドレーで
手拍子で楽しむことができます。
最後に、彩風咲奈さんのダルマが見れま
す。白い羽根を背負って、頭に白い羽根
の冠を付けています。
公演プログラムには、「マーメイドの美
女」と書いてありますが、まさしくダル
マです。
彩風咲奈さん、足が長くて素敵です。
双眼鏡でガン見してしまいました~。


次は、なぜか内陸のウィーン。紫色です。
「曙光に散る紫の花」はリラですが、こ
れは多分、ジャカランダ。
さて、ここで今度は白の軍服姿の彩風咲
奈さんを見ることができます。まるで、
『うたかたの恋』のルドルフみたいです。
来ました、彩風咲奈さんの軍服姿~!!
という感じです。
これは、彩風ファンにとっては堪らない
でしょうね。


その次が日本。赤と白で分かりやすいで
す。
開演前にプログラムをざっと読んで不安
だったのが、ここ。
エッ?「お祭りマンボ」?
杞憂でした。
美空ひばりのヒット曲「お祭りマンボ」
をテンポ良く音彩唯さんが歌い、祭りの
男女が踊りまくります。
結構、調子のいい場面ですので、テンシ
ョン上がります。
それが終わると、東京力車の「天下御免
の伊達男」の曲で、男役さんが、朝美絢
さんを中心に格好よく踊ります。


日本の次は、ブラジルのリオ。黄色です。
名曲「Estrellita」で始まるのはいいので
すが、リオの女(歌手)は、久城あすさ
んです。
その後は、アップテンポの「 El Cumban
chero」に変わり、ラテンナンバーメドレ
ーでの踊りとなります。


リオの次はフランス。ここもTRICOLORE
(3色)です。基本は国旗の色ですね。
往年の二枚目スターのジェラール・フィ
リップの半生を描きます。
案内役のルミエールは、縣千さん。
『花咲ける騎士道』、『悪魔の美しさ』、
『赤と黒』、『モンパルナスの灯』と、
ジェラール・フィリップが演じた映画の
各場面を描いていきます。
彩風咲奈さんがジェラール・フィリップ
に扮するのですが、4つの作品の主人公
に次々となる早変わりが見せ場です。


そして、次の場面はカリブの海。銀色の
風です。
元のブルーム、セレネ、アポロンに戻っ
て、『ODYSSEY』のテーマ曲「The age
of Discovery」で歌い、踊ります。


そして、ODYSSEY号の最終地は、宝塚。
金色の風です。
音彩唯さんのソロで始まって、宝塚メドレ
ーです。タカラジェンヌがステッキを持っ
てシルクハットに(多分)燕尾服。
ここは、気分が最高に盛り上がります。
その後は、「Colors of the Wind」の曲で
彩風咲奈さんと朝月希和さんのデュエッ
トダンスです。やっぱり素敵です。
朝美絢さんのカゲソロです。


そして、パレードになります。
その最後は、もう一度、フラッグでの観
客と一緒になっての振り付けでフィナー
レです。


第2部は、1時間5分。あっという間に終わ
った、という感じです。
素晴らしいショーを2本続けて観劇した気
分でした。


もう1回、観劇予定です。
今度は、ティティスは、美穂圭子さんに
なります。
全然知りませんでしたが、ちょうど二人
のティティスが見れることになりました。


また、その感想も含めて、また、記事を
書きます。


なお、①に記事を(↓)に載せておきます。