妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

これは、良かった!!雪組公演『Lilacの夢路』。

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


昨日は、雪組公演『Lilacの夢路』『ジュ
エル・ド・パリ!!』を観劇に、宝塚大劇
場まで遠征してきました。


席は2階席5列目。友の会にしては、余り
席が良くないな、と思っていたら、何と
「宝塚友の会優先公演」でした。
(自分で取っておいて忘れている)
友の会会員は、皆、席は平等ってことで
すね。


前の人の頭が銀橋に少しかかるかな、と
思ったのですが、あまり気になりません
でした。
たまには、2階席もね、上から見下ろす
感じでいいですね。


さて、今回はお芝居の方ですが、もう、
初日を観劇された方の感想が載っていて、
なんとなく、辛口感想が多いような。


まあ、人それぞれだと思いますが、私は
結構良かったと思いました。


ストーリー展開もいいし、スピディーで
途中でだれるとことがありません。
ダンスがふんだんに取り入れられていて、
場面転換も中々いいです。


曲も結構いいですが、一つだけ残念ポ
イントをあげれば、もう少しこの歌を聞
いていたいと思ったところで、無情にも
ぶち切るところ。そういう、場面が何カ
所かありました


観客の方もエッて感じなのか、遅れて拍
手が起きたりして、舞台と観客の呼吸が
今一つ合っていない感じ。
この辺りは、今後、段々改善されると思
いますが……。


さて、いつも通りの公演プログラムから
ストーリーです。(( )内の配役は、
筆者追加)
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 イギリス産業革命の影響を受けて目ま
ぐるしく変化する19世紀初頭、ドイツ。
プロイセン王国のユンカー(騎士領所有
の貴族)であるドロイゼン家の広大な領
地には、春になると、ポーランドから移
り住んだ祖先が好んで植えたライラック
の花が咲き乱れる。ドロイゼン家の紋章
にも描かれているライラックは“誇り”を
表す花ーその由来に相応しく、ドロイゼ
ン家には今も尚騎士道の精神が受け継が
れている。長兄のハインドリヒ・フォン
・ドロイゼン(彩風咲奈さん)は、金融
王ロートシルト家(世界的富豪ロスチャ
イルド家)を築いた5人兄弟のように、
自分達5人兄弟も一丸となって、新しい
産業である鉄道産業を発展させることを
夢見ていた。ある日ハインドリヒは、末
弟のヨーゼフ(華世京さん)から、音楽
家志望のエリーゼ(夢白あや)を紹介さ
れる。女性が弦楽器の職業音楽家になる
ことはタブーとされているにも関わらず、
エリーゼはヴァイオリン奏者を志し日々、
努力を重ねていた。誇り高く生きる彼女
の姿にハインドリヒは惹かれ、エリーゼ
もまた夢に向かって奮闘するハインドリ
ヒに思いを寄せていく。
 ハインドリヒは鉄道事業の成功こそド
イツ諸邦の発展と統一に繋がると信じ、
兄弟それぞれに事業のために必要な仕事
を任せる。中でも、役所に勤め一家の財
務を担う次男・フランツ(朝美絢さん)
には特別の信頼を寄せていた。しかし、
堅実なフランツは無謀にも思えるハイン
ドリヒのやり方についていけず、兄を尊
敬しながらも反発を強めていく。そんな
中、エリーゼの幼友達である鉄職人のア
ントン(縣千さん)との出会いがドロイ
ゼン家の鉄道事業の歯車を回し始めるも、
運営資金不足の問題に突き当たり、ハイ
ンドリヒは銀行頭取の娘・ディートリン
デ(野々花ひまり)との結婚を迫られる。
一方で軍人でもありハインドリヒが経営
する製鉄所を支える三男・ゲオルグ(和
希そらさん)は亡き父の侮辱的な噂話を
耳にする……。
 ドロイゼン家のためだけでなく、ドイ
ツ諸邦に暮らす人々のために夢を追いか
けるハインドリヒだが、彼の前には次々
と試練が訪れる。ハインドリヒはドロイ
ゼン家の誇りを胸に、兄弟そしてエリー
ゼと力を合わせ困難に立ち向かっていく
ー。
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さて、コメントなんですが、実はストー
リーにある秘密があって、それを書くと
ネタバレになってしまうというお話です
ので、それを避けると余り内容は詳しく
書けないことになります。


それほど、大層な話ではなく、なんとな
く予想がつくような事なのですが、それ
でもね。
ネタバレで書いちゃっている人もいます
が、それもどうかと思います。


ということで、ネタバレを避けつつコメ
ントします。


まず、見所は、ドロイゼン家の5人兄弟
がずらりと揃う場面ですね。
雪組男役スター5人が勢ぞろいで、それ
ぞれの色の衣装を身に着けて並んでいる
所は、どこに双眼鏡を向けたらいいのか、
困る状態になります。


衣装は、お芝居もショーも加藤真美氏で、
お芝居の衣装も素敵です。


曲も結構良くて、上で書いたように途中
でぶっちぎれるのが惜しいくらいです。
やはり、初舞台生の口上があるので、そ
の分、お話もそうですが、短くならざる
を得ないというか……。


ストーリーも「鉄」の話なので、硬くて
重いのかと思いきや、分かりやすくなっ
ていて、サクサクと進んでいきます。


その分、「重み」がないと言えばその通
りですが、まあ、こういうやや軽めの作
品も私は好きですね。そんなに、都合よ
く事が運ぶのか、という場面も確かにあ
りますが……。


まだ、2回、観劇予定ですので、出演者
についてとストーリーについての追加コ
メントは、その時に。


とりあえず、夢白あやさんは、これが大
劇場お披露目公演とは思えないほどの存
在感があったということと、野々花ひま
りさんは、もう、雪組の「別格娘役」で
すかね。歌でもお芝居でも魅せてくれま
す。
そして、専科からは美保圭子さんが出演。
何か、魔女役ですが、歌はさすがです。


次回は、ショーの方の紹介です。