妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

「平和」「反戦」への思いも込められた宙組公演『カジノ・ロワイヤル』。

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


小池氏がそう語っている訳ではありませ
んが、私には、この『カジノ・ロワイヤ
ル』という作品には、小池氏の「平和」
や「反戦」への思いが込められているよ
うに感じました。


まず、例のイルカソング。
前半はともかく、終わりの方は、こんな
歌詞になっています。
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イルカが人を愛するように
人と人が愛し合えば
この世に争いは起きない
地球が一つの 惑星として
繋がれる


イルカが人を愛するように
人間同士が 許し合えば
あらゆる人が 愛し合える
この世の争い 全て終えて
地球が一つの 家族として
結ばれる
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また、ボンドとフェリックスとルネの三
人が銀橋で歌う歌の歌詞にも「第三次世
界大戦避けるため」とか「世界の平和を
保つため」というような言葉が出てきま
す。


さらに、ミシェルとデルフィーヌのパリ
の学生運動も「大学の自治」だけでなく、
「ベトナムに平和を」と主張します。


もっと、うがった見方をすると、ボンド
の祖父がマリア皇太后を戦艦マールバラ
で救いに赴くのは「クリミア半島」。そ
して、ボンドがデルフィーヌをクルーズ
に誘うのは、「黒海」。
どちらも、ロシアとウクライナと間の戦
争を想起させます。


ロシアのプーチン大統領は、元KGBだし、
「ラスプーチン」とも名前が似ています。


単なるスパイ物として、観るだけでなく、
また、真風さん格好いい、で終わるので
もなく、そんな所にも注目するのも、面
白いのではないかと思います。


ところで、この作品を世界同時配信する
というのは、一体どういう意味があるん
だろう?


世界中の人たちから、このボンド作品が
どう受け取られるのかの方が心配ですが。