妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

タップダンスが圧巻のミュージカル『クレイジー・フォー・ユー』を観劇しました!!

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


昨日は、劇団四季ミュージカル『クレイ
ジー・フォー・ユー』を観劇に、KAAT
神奈川芸術劇場まで遠征してきました。


『クレイジー・フォー・ユー』は、私が
前から観たいと思っていたミュージカル。
それが、8年振りの再演です。


全国ツアーもあるみたいですが、いつに
なったら名古屋へ来るのか分かりません。


ということで、今回は、横浜まで遠征し
てきました。


KAAT神奈川芸術劇場は久しぶり。
もしかして、朝美絢さん主演の『ほんも
のの魔法使』以来?


とにかく、タップダンスを中心としたダ
ンスが圧巻で、観終わった後、幸福感に
包まれるハートフルコメディミュージカ
ルです。


さて、いつも通りに、公演プログラムか
ら、第1幕のストーリーです。
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 1930年代のニューヨーク。銀行家を母
に持つボビーは、周囲の心配を余所に、
踊ることに夢中で、ブロードウェイの劇
場に入り浸っていた。今夜も彼は、華や
かなショーが繰り広げられるザングラー
劇場に入り込み、大興行主ベラ・ザング
ラーに、自分のタップダンスを売り込も
うとしたが、軽くあしらわれてしまう。
仲良しの踊り子たちは、彼を慰めてくれ
たが、大事な跡取り息子をショービジネ
スの世界から遠ざけようとした母親は、
彼に、ネバダ州の田舎町デッドロックへ、
物件の差し押さえに行くよう命じる。
 寂れてしまった金鉱の町デッドロック
に辿り着いたボビーは、町でただ一人の
女性ポリーに出会って一目惚れ。ところ
が彼女は、こともあろうに、ボビーが差
し押さえにきたガイエティ劇場のオーナ
ーの娘だった。彼は、ポリーに気に入ら
れたい一心で、ショーを上演して抵当に
入っている劇場を救おうと提案するが、
彼が債権者だと知ったポリーは、下心が
あると疑って、その申し出を拒絶する。
 数日後、町に突然、踊り子たちを引き
連れたベラ・ザングラーが現れ、ポリー
と父親に、ショーの上演許可を求める。
実はそれは、変装したボビーだったのだ
が、そうとは気づかない父娘は、二つ返
事で承諾。さっそく、町の男たちが即席
のダンサーに仕立てられ、踊り子たちと
のリハーサルが始まる。ポリーは、町に
活気を取り戻した“ザングラー”に魅かれ
始め、何とかして彼女に恋心を伝えよう
と苦心するボビーの目論見は、すっかり
外れてしまう。
 いよいよショーの初日。観客の到着を
待つ住民たちの願いも虚しく、やってき
たのは、英国人の夫婦だけ。しかも彼ら
の目的は、ショーを観ることではなかっ
た。意気消沈する“ザングラー”を、ポリ
ーは、皆がやる気を取り戻したのはあな
たのお陰と懸命に励ます。
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公演プログラムには、第2幕のストーリ
ーも載っているのですが、ネタバレにな
るので。


むしろ、第1幕のストーリーを少々、補
足します。


舞台は、ネオン煌めくニューヨークと荒
野の中の町デッドロック。


ニューヨークの方は、右手にザングラー
劇場があります。


デッドロックは、西部劇に出て来る町の
雰囲気で、昔は金鉱があって人口も多く
て栄えた町だったのですが、金が出なく
なってからは、すっかり、寂れて、左手
奥にあるガイエティ劇場は閉鎖され、今
は郵便局に。


そのガイエティ劇場の人気スターだった
のが、ポリーの母親。


なお、デッドロックは最寄りの鉄道駅か
ら徒歩1時間かかり、途中で行き倒れに
なりそうになる人も出るような所。


ですから、いくら、ボビーがショーを上
演しようとしても、観客は1人もやって
これない、ということです。


ストーリーは単純ですが、最初に書いた
ように、ハートフルコメディで、コメデ
ィ場面たっぷりで観客を飽きさせません。


特に、第2幕の本物のザングラーとザン
グラーに変装したボビーが酒場で酒を酌
み交わす場面は、二人が鏡に映ったよう
に同じ行動をして、抱腹絶倒です。


そして、タップダンスを中心にしたダン
スが見応えがあります。


中でも、第1幕の最後の場面の“I Got Rhy
thm”の名曲でのタップダンスのシーンは
圧巻です。


さらに、音楽はあのガーシュウィン。
名曲揃いのナンバーを劇団四季のメンバ
ーの高い歌唱力で聴かせてくれます。


宝塚専科の人にはお勧めしませんが、劇
団四季もという方には、お勧めのミュー
ジカルの傑作です。