妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

慶應高校野球部は、時代を変えたか?(シニア日記)

今日は、壽々(じゅじゅ)です。


私が卒業した中学校は、男子全員丸刈り
でした。どういう経緯か忘れましたが、
多分、級友の声に押されて、当時3年A組
の級長であった私は、担任の先生に丸刈
りの廃止を求めました。


答えは、当然「NO」でした。
理由も何も言わず、「ダメ」の一点張り
でした。


当時の学校の教師と生徒の関係からする
と、これは、諦めるしか仕方がありませ
んでした。


私が、その中学校を卒業してから程なく
して、その中学校の丸刈りは廃止になり
ました。


名古屋市の郊外の発展に伴って、新しい
住民が増えてきたためだろうと思われま
す。


で、高校の野球部の丸刈りです。
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毎年、甲子園の春夏の高校野球を見るた
びに、一体、いつになったら、あの丸刈
りは止めるのだろうと思っていました。


私の中学時代と同様に、あの丸刈りに、
何の意味も見いだせないからです。


プロ野球の選手は、丸刈りではありませ
ん。大リーグの大谷翔平選手も丸刈りで
はありません。


つまり、丸刈りと野球の技量との間には
何の関係もないことになります。


そして、今年の夏の甲子園に神奈川代表
として登場したのが、慶應高校野球部。


慶應大学の野球部は有名ですが、慶應高
校の野球部も強いとは知りませんでした。


しかも、丸刈りではなく、髪型自由の野
球部として、注目を集めました。


スタンドからヤジも飛んだようですが、
それをものともせず、あれよあれよとい
う間に並み居る強豪校を打ち破り、遂に
昨年の夏の覇者仙台育英との決勝戦に。


点差は8-2と大きく開きましたが、どち
らもよく頑張ったと褒めてあげたい。


そして、甲子園で優勝するのに髪型なん
て関係ないということを見事に証明して
みせた慶應高校野球部の部員、そして、
なにより監督、関係者の方々に心から拍
手を送りたい。


最近、学校では、校則の見直しが進んで
いるという。


意味のない校則は見直せばいいと思う。


慶應高校野球部が甲子園で優勝したから
といって、すべての高校野球部で丸刈り
の見直しが直ちに進むという訳にはいか
ないと思うが、これが、一つの時代の転
換点になればいい、と思う。


そして、私たちシニアは、若い人達の行
動を阻害するのではなく、大きなエール
を送るのがその役割ではないだろうか。