妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

「女性セブン」の記事に対する2つの疑問について。

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


先週発売の「女性セブン」の記事がデジ
タル版「NEWSポストセブン」で昨日、
全文公開になっています。


それなら、「女性セブン」をコンビニで
わざわざ、買う必要はなかったのに……。


それは、ともかく、「女性セブン」の記
事で気になる点が2か所あります。


まず、1点目は、ここです。
※個人名は伏字にしてあります。
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また、『週刊文春』によると、当初の“や
けど事件”報道の情報源は〇〇さんではな
い。つまり、そもそも騒動を知る別の誰
かが、トップ娘役の筆頭候補だった〇〇
の行為を取材に明かしたことになる。


「結局、これもいじめ体質の延長なんで
す。身内での流言や陰口はもちろん、告
発してライバルが失脚してくれれば、自
分がスターダムにのぼる日が近づく。
2009年に裁判になったXさんの退学騒動
も、結局そうです。同級生が、美人のX
さんをねたんで虚偽の万引き行為を密告
したから、冤罪でXさんは退学処分にな
った。
〇〇さんも、トップ娘役を逃した〇〇さ
んも、告発が相次いだ宙組幹部も、醜い
争いの犠牲者なのかもしれません。どこ
かに、ほくそ笑む密告犯が別にいるんで
」(前出・現役のタカラジェンヌ)
==================
気になる点は、太字部分です。


なんで、“やけど事件”報道の情報源が
「ほくそ笑んでいる」と分かるんでしょ
うか。


宝塚歌劇団の中で足の引っ張り合いをし
ている前提で話をするから、こういう表
現になるのだと思います。


しかも「密告犯」とまるで犯罪者である
かのような言い方です。


「現役のタカラジェンヌ」の主観をその
まま記事にしてしまっているように感じ
ます。


週刊文春の記事の情報源の人を悪者に仕
立てようとしている悪意すら感じます。


2点目は、ここです。
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「晴れてタカラジェンヌとなっても、実
態は阪急電鉄の社員という扱いで、初任
給は10万円台。年収は200万円ほど
なの
に、アルバイトも禁止です。キャリアを
積めばCMや雑誌、テレビ、ディナーショ
ーやイベントなどの仕事ができるように
なりますが、当然“人気”がなければオファ
ーは来ない。組内での序列を上げなけれ
ば、いつまでも苦しい生活のままなんで
す」(前出・現役のタカラジェンヌ)
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気になるのは、太字部分です。


年収200万円を月収に換算すると、約16
万7千円になります。


10万円台には違いないですが、大分、印
象が変わります。
わざと、低く見せているようにも感じま
す。


また、「年収200万円ほど」も首を傾げ
たくなります。


阪急電鉄の本社のある大阪府の最低賃金
は、10月1日から「1時間あたり1,064 円」
に引き上げられました。


引き上げ前の最低賃金は、「1時間あたり
1,023円」です。


例として挙げられている計算方法で、月
給に換算すると、


1,023円×250日×8時間÷12か月=170,500
円になります。
※年間所定労働日数250日、1日の所定労
 働時間8時間の場合


これを年収に換算すると、2,046,000円に
なります。


つまり、「年収200円ほど」は、大阪府
の最低賃金ほど、ということになります。


さすがに、阪急電鉄の社員で、最低賃金
ほどしか給料が貰えないということはな
いと思います。


これも、出来るだけ給料を低く見せよう
としている意図を感じます。


この「現役のタカラジェンヌ」の話は、
ちょっと、疑って読んだ方がいいように
思います。