妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

宝塚ファンは「気高い」か?Yahoo!ニュースを読んで。

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


今朝、インターネットでYahoo!ニュースを読んでいたら、
面白いタイトルの記事を見つけました。


「宝塚雪組「全公演中止」でも不満の声少なく…“ヅカファン
の気高さ” が話題に」というタイトルの記事です。


内容は、雪組東京公演全日程中止と花組東京宝塚劇場公演
一部中止に関する宝塚ファンの反応についての関西在住の演劇
ライターの記事を引用したものですが、その最後に、「ファンも
また “気高さ” を保っているということでしょう」と書いています。


私も一応、宝塚ファンの端くれですが、今回の休演に対する宝塚
ファンの反応を「気高い」というのは、ちょっと違うのではないか
と感じます。


記事に出てくる宝塚ファンの声は、


《雪組の皆、花組さんも本当に辛いと思う。とにかく祈ります》


《無事に幕が開きますよう…その日まで、祈り続けます》


《誰も悪く無いからこそ辛い。この日のために一生懸命準備してきた
 出演者の方々の気持ちを思うと涙出る》


《公演中止が決まってから、落ち込むどころか、出演者や観劇予定の方
 やスタッフを労い、応援するパワーがみなぎっているヅカファンは、
 誇りだし何だかTL見て胸熱になって来た》


《ヅカファンはほんとファンの鑑 全公演中止になっても演者やスタッフ
 の気持ちを汲んで想うツイートがたくさん…泣けてくる…》


《心の中でどんなに悲嘆に暮れたり憤ってたとしても、表に出す感情をち
 ゃんと選別してるところ、ヅカファンはすごいよなって思う》


というものです。


まあ、そうでしょうね。


宝塚ファンは、自分たちが公演が中止になって残念に思う以上に、出演者
やスタッフが悔しい思いをしていることを良く知っているから。


それは、宝塚ファンとタカラジェンヌやスタッフとの間に強い「絆」が
あるからではないかと思います。


よく宝塚を退団される方が、退団時の挨拶で「温かい」という表現をされ
ます。
この「温かさ」こそが、宝塚を支えているのではないでしょうか。


「気高さ」とは少し違うように思います。